医療現場を知り、患者さんの声に触れる貴重な機会~生体医工学科・臨床実習報告会

※新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで取材・撮影を行っています。

2020年12月12日(土)、臨床実習に臨んだ生体医工学科4年生の報告会が開催されました。
臨床工学技士を目指す学生たちにとって臨床実習は、医療現場を知る大事な機会です。約1ヶ月にわたる実習で学生たちは、各種医療機器の設置・組立・片付け・点検を体験。また手術室での臨床工学技士の役割など仕事全般を見学しました。

14グループ合計約30名が実習成果を報告。

14グループ合計約30名が実習成果を報告。

次に実習に行く3年生は、メモを取りながら報告を聞いていました。

次に実習に行く3年生は、メモを取りながら報告を聞いていました。

立田恵さんは、JA 尾道総合病院・尾道市立市民病院での実習について報告しました。 
「患者さんのカルテを見せていただいたのですが、病歴、治療内容はもちろん、生活スタイルなどまで記載されていて、ヒアリングの詳細さに驚きました。だから技士と患者さんが、スムーズにコミュニケーションできるのだと思います」
3年生に、「技士の説明をただ聞くのではなく、自分がやる姿をイメージしながら聞いた方がいい」とアドバイスの言葉をかけていました。

印象に残る出来事として、患者さんご家族からの感謝の言葉を挙げました。
「私たちは手術を見学する立場の実習生でしたが、そんな私たちにも何度も"ありがとう"と言ってくれました。人にこれほど感謝される医療の仕事に就きたいという思いが、改めて強くなりました」
と立田さんは笑顔で伝えていました。

JA 尾道総合病院・尾道市立市民病院の2施設で実習した立田恵さん(右)

JA 尾道総合病院・尾道市立市民病院で実習した立田恵さん(右)

小椋大生さんは福山循環器病院・山陽病院で実習を行いました。
「先進的症例を取り扱うことも多い福山循環器病院では、チーム医療がとても進んでいました。手術中、医師の指示がなくとも、技士や看護師が自立的に動いていたのです。事前にしっかりと情報共有されているから、主体的に手術に参加できるのだと感じました」
また小椋さんは、次年度以降に実習に向かう後輩へのアドバイスとして
「大事なのは患者さんとの関わり方。全ての患者さんに敬意を持ち、挨拶することを心がけてほしい」
と強調していました。

福山循環器病院・山陽病院で実習した小椋大生さん

福山循環器病院・山陽病院で実習した小椋大生さん

「敬意を持って患者さんと向き合えば、信頼関係が生まれる。それがこの仕事のやりがいじゃないかと感じた」と小椋さん。

「敬意を持って患者さんと向き合えば、信頼関係が生まれる。それがこの仕事のやりがいじゃないかと感じた」と小椋さん。


報告の終わりに学科の先生方から 「コロナ禍の大変な状況にあっても病院の方々が実習生を受け入れてくれるのは"次の医療従事者を育てなければ"という使命感があるから。感謝の気持ちを忘れないでほしい」
との声がありました。
技士の方々や患者さんと触れ合う中で、実習生は自分の未熟さを自覚することも多かったようです。それが、彼らのさらなる成長を促す力になるでしょう。
実習生に貴重な体験を与える場を作ってくださった病院関係者の方々に、心より御礼申し上げます。

 
ほとんどの実習生が「挨拶」「自分から質問すること」の大切さを語っていました。

ほとんどの実習生が「挨拶」「自分から質問すること」の大切さを語っていました。

学科長の小川英邦教授は「臨床工学技士の臨床実習は、医師における

学科長の小川英邦教授は「臨床工学技士の臨床実習は、医師における"研修医"制度と同じくらい重要なもの」と意義を強調。

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