建築デザイン学科が取り組む「木製の休憩ベンチ」が完成しました

12月10日に建築デザイン学科1年生のデザインスタディ授業で「休憩ベンチ」の最終製作が行われました。この授業は広島県木材組合連合会に協力をいただき、広島県産の杉を使い、公共施設などに設置するベンチを製作するというもの。前期に完成させたデザイン案を基に、10月15日から製作に取り組んでいるもので、ベンチが完成した班からは自分たちの作品が形になった喜びの声が聞かれました。

完成間近のベンチを丁寧に運ぶ

完成間近のベンチを丁寧に運ぶ

「木製ベンチ」の製作は、建築デザイン学科1年生の課題として毎年取り組んでいます。今年は109人が参加。11班に分かれデザインから製作まで、「モノづくり」の全ての工程を体験しました。
最後の授業となり完成を目指す今回は、森田秀樹教授から「補強をしっかり考えること」という注意を受けて、作業に取り掛かりました。それぞれのベンチに合う補強方法を考え、負荷がかかる箇所や変形が大きいと思われる箇所を予想しながら対策を講じていきました。

模型を基に、デザインを崩さない補強方法を考える

模型を基に、デザインを崩さない補強方法を考える

木製ベンチの製作ではデザインの段階で多くの時間を費やした学生たち。それぞれの案を持ち寄り、取捨選択を繰り返し、「納得のいくモノづくり」を目標として取り組みました。製作の回を重ねるごとにチームワークが強まり、とても良い雰囲気の中、着々と進んでいきます。

工具の使い方にも慣れ、テキパキと作業を進める

工具の使い方にも慣れ、テキパキと作業を進める

ベンチ作りも最終工程 学生たちの息もぴったり

ベンチ作りも最終工程 学生たちの息もぴったり

実際に座り安全性・座り心地を確認 (2班)

実際に座り安全性・座り心地を確認 (2班)

2班の作品は、子どもから大人まで、安定した座り心地を提供するデザイン。座る場所によって座面の高さが異なるため、幅広い年齢層が利用できるようになっています。また、背中合わせに両側から座れるのもベンチの魅力。

完成したベンチを前に全員で記念撮影(1班)

完成したベンチを前に全員で記念撮影(1班)

完成した木製ベンチのひとつ。1班の作品は安定性抜群のデザインで、広島にちなんだ「もみじ」があしらわれているのも特徴です。班のメンバーから人気の高かった3人の案を基にデザインを練り直し、構図に時間をかけて製作にあたりました。1班のメンバーである石地菜月さんは「オープンキャンパスで先輩方の作品を見ていたので、実際に作るのが楽しみでした。完成までは色々と大変なこともありましたが、こうやって自分たちの集大成が形になったことはとても嬉しいです」と喜びの声を聞かせてくれました。

今年度授業を担当した森田教授

今年度授業を担当した森田教授

「今年はコロナ禍ということで、イレギュラーなシーズンでした。例年は前期の授業でベンチを完成させますが、オンライン授業だった前期は設計しかできませんでした。しかし、設計により時間をかけられたので、今年の作品はデザインの完成度が高いように思います」と森田教授。完成したベンチには、製作に携わった学生の名前が入ったネームプレートが付けられ、公共施設などに設置される予定です。「実際に利用される物を、ゼロから形にする体験を通じて、社会での実践力を養ってほしいですね。学生たちが製作したベンチが広島県内の公共施設などに設置されるのが楽しみです」と、本課題を振り返りました。

学生たちのベンチが、人々の癒しの場所になることを楽しみにしています。

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