聴衆の前で、自分の主張を英語で熱弁 第7回デネブ杯争奪 インビテーショナル英語スピーチコンテストを開催

11月9日に第7回デネブ杯争奪 インビテーショナル英語スピーチコンテスト(通称:デネブ杯)を開催しました。今回も関西私立大学の学生で構成されるE.S.S.連盟(K.E.S.S.A)と、広島大学の学生がライバルとして参戦。合計15人の学生で英語のスピーチ力を競い合いました。その様子をご紹介します。

司会は本学の学生が担当。近藤令奈さん(食品生命科学科2年)が英語で進行していきます。

司会は本学の学生が担当。近藤令奈さん(食品生命科学科2年)が英語で進行していきます。

同日開催の大学祭が賑わいを見せる中、ここだけはピリッとした緊張感ある空気が漂います。

同日開催の大学祭が賑わいを見せる中、ここだけはピリッとした緊張感ある空気が漂います。

自分の思いを、英語と感情にのせて
デネブ杯では、共通の原稿をスピーチする「レシテーション(暗唱)の部」と学生自らテーマを設定し、原稿作成から行う「オリジナルスピーチの部」の2部門の発表が行われます。今回は難易度の高い「オリジナルスピーチの部」へ11人もの学生が挑戦しましたが、印象的だったのは学生たちが準備してきたテーマです。「SNSの普及がもたらした問題」「夢や目標を持つことの大切さ」「教養教育に対する自分の考え」など、独自の視点で日常や社会を捉えたテーマが多く、聞き応えのある内容ばかり。学生たちは自分の思いを伝えようと、感情を込めてイキイキと表現し、聴衆を魅了していました。

発音に抑揚をつけ、身振り、手振りを加えながら自身の思いを訴えます。

発音に抑揚をつけ、身振り、手振りを加えながら自身の思いを訴えます。

聴衆を惹きつけるために英語の歌を歌うなど、プレゼンテーションに工夫を凝らす学生も。

聴衆を惹きつけるために英語の歌を歌うなど、プレゼンテーションに工夫を凝らす学生も。

レシテーションの部の優勝は本学の上林泰一さん(機械システム工学科1年)

レシテーションの部の優勝は本学の上林泰一さん(機械システム工学科1年)

オリジナルスピーチの部は広島大学の吉田理乃さん(法学部2年)が優勝。「Get New Values!」をテーマに物事を多面的に見る大切さを語りました。

オリジナルスピーチの部は広島大学の吉田理乃さん(法学部2年)が優勝。「Get New Values!」をテーマに物事を多面的に見る大切さを語りました。

論理的思考力、構成力、表現力・・・身につく力は英語力だけではない
英語スピーチコンテストにおいて、英語力はもちろん大切な要素ですが、それはごく一部にしか過ぎません。論理的思考力や文章構成力、表現力も重要なポイントとなります。自身で決めたテーマに対してどれだけリサーチし、考え抜き、聴衆が共感できる展開に仕上げていくか。準備の過程では苦悩や葛藤があります。また、人前で発表することは気恥ずかしさやプレッシャーを感じるもの。しかしそれらの困難を乗り越え、やり遂げることで度胸がつき、自信へとつながっていきます

審査員は英語の発音・文法に加え、テーマの面白さ、論理的思考など、細かくチェックし総合的に評価します。

審査員は英語の発音・文法に加え、テーマの面白さ、論理的思考など、細かくチェックし総合的に評価します。

閉会式で審査員の総評を聞く参加学生たち。真剣な表情でフィードバックに耳を傾けていました。

閉会式で審査員の総評を聞く参加学生たち。真剣な表情でフィードバックに耳を傾けていました。

さらなる高みを目指して
終了後も参加学生たちは審査員のもとを訪れ、発表について個別にアドバイスを聞きに行っていました。自分の何が強みで、何が課題なのか。次に活かそうとする前向きな姿勢から、向上心の高さを感じました。

審査員にアドバイスをもらう学生。

審査員にアドバイスをもらう学生。

学生同士でも健闘をたたえ合い、情報交換する姿が見られました。

学生同士でも健闘をたたえ合い、情報交換する姿が見られました。

コンテストを終えて
英語スピーチコンテスト初参加の学生に話を聞きました

濱崎祐香さん(建築デザイン学科2年)
「2日前にリハーサルをしたのですが、その時は緊張で全然しゃべれず不安だらけでした。本番はリハーサルと比べ、上手くしゃべれたと思います。日常では使わない英語で人前に出てスピーチするのは、とても新鮮で刺激になりました。これからも英語を楽しみながら学んでいきます」

黒谷育史さん(情報工学科1年)
「周りのレベルに圧倒されて、自分のスピーチができるか不安がありました。けれど失敗を恐れず思いきっていこう!と、切り替えてスピーチに臨んだところ、敢闘賞をいただく結果となり、とても満足しています。人一倍練習してきたことが自信になり、結果につながりました。チャンスがあれば、次も参加して今度は結果にこだわって上位を狙っていきたいです」

「今までにない経験を積むことができたので、参加してよかったです」と濱崎さん。

「今までにない経験を積むことができたので、参加してよかったです」と濱崎さん。

黒谷さんは「入賞できるなんて思っていなかったので、表彰式で名前を呼ばれた時は驚きました」と満面の笑み。

黒谷さんは「入賞できるなんて思っていなかったので、表彰式で名前を呼ばれた時は驚きました」と満面の笑み。

準備の中に価値がある
運営に携わった食品生命科学科 三熊教授にも話を伺いました
「今大会は、例年にないハイレベルな争いだったと思います。デネブ杯は広島工大生にとってホーム戦ですが『もし学外の大会に出場するとしたら?』ということを伝え、原稿もスピーチも質を求めて指導してきました。英語スピーチコンテストはテーマ設定に悩んだり、伝わる文章にするため何度も書き直したりと、準備が大変です。しかし、その経験こそ価値あるもの。本番も大事ですが、準備の中で得られるものがたくさんあります」

「今回は初参加者が多く見られた。英語スピーチに興味ある人材の発掘にも力を入れていきたい」と三熊教授。

「今回は初参加者が多く見られた。英語スピーチに興味ある人材の発掘にも力を入れていきたい」と三熊教授。

学生たちの英語スピーチを通して感じたのは、英語はあくまで伝えるコミュニケーションツールの一つに過ぎないということです。大切なのは "自分は何を伝えたいのか"ということ。これは社会でも求められる力です。そしてそれが英語でできるなら活躍の場は世界へと広がります。広島工業大学は、デネブ杯をきっかけに大きく羽ばたく人材が生まれることを願い、今後ますます白熱し切磋琢磨できる大会を目指していきます。

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