
本学の学生が、日本知能情報ファジィ学会でベストプレゼンテーション賞を受賞しました!
■受賞論文タイトル:ファジィペトリネットによるOpenFlowネットワークの制御シミュレーション
■受賞者:神田未来(工学部電子情報工学科4年 現・大学院工学系研究科 電気電子工学専攻 1年)
■指導教員:荒木智行(工学部電子情報工学科 准教授)
■論文概要:これまで、ネットワークにサーバを追加する際など、ケーブルの接続をやり直したり、1つ1つのルータやスイッチごとにネットワーク管理者が設定をする必要がありました。
この手間を解消するため、ネットワークをソフトウェアのようにプログラムする技術「SDN(Software Defined Network)」が注目されています。
本論文では、このSDNを実現するネットワーク標準であるOpenFlowにおけるデータの流れの効率的な制御アルゴリズムについて、実験をとおして検証を行いました。
近年、インターネットの世界では、スマートフォンのデータやM2M(各種のセンサーからコンピュータなどへの自動通信)などにより、従来とは異なる種類のデータが大量に流れています。またネットワークやコンピュータは「仮想化」というキーワードで示されるような構成をとり、ユーザからはシンプルに利用できるような仕組みが組み込まれています。ファジィ理論を使って、そのようなネットワークの仮想化シミュレーションを行い、提案したアルゴリズムの有用性を示しました。
3月8日、9日に福岡県で行われた表彰式の様子。
神田君、受賞おめでとうございます!