学修環境が大きく向上!「仮想デスクトップ教育基盤システム」を整備しました。

本学では、株式会社日立製作所と産学共同で「仮想デスクトップ教育基盤システム」を構築し、4月に運用を開始しました。「仮想デスクトップ教育基盤システム」とはどのようなものなのか、その便利さと仕組みを、情報化推進室の伊藤室長に紹介していただきました。

どのように便利になったのでしょうか。
以前は、CAD教室など特定の教室でしか使うことのできなかったソフトウェアを、今回のシステム構築により学内650台の端末で利用することができるようになりました。例えば、個人で購入すると100万円以上する3次元CAD(Computer Aided Design)ソフトウェア。以前はCADがインストールされたPCは180台程度と限られていたため、学生が授業以外で利用するのは難しい状況でした。システムの導入によって、5つのPC教室、ゼミ室、自習室、附属図書館、学生ラウンジなどさまざまな場所に設置された端末で利用することができるようになり、CADを使った自学自習が可能になりました

「特定の教室でしか使うことのできなかったソフトウェアを効率よく活用することで、学修環境を向上させるために、本システムを構築しました」(情報化推進室 伊藤敦室長)

「特定の教室でしか使うことのできなかったソフトウェアを効率よく活用することで、学修環境を向上させるために、本システムを構築しました」(情報化推進室 伊藤敦室長)

「仮想デスクトップ教育基盤システム」はどういった仕組みなんでしょうか。

本学データセンターのサーバー上に、必要なOSやソフトウェアを搭載した仮想マシンを稼働させた仮想デスクトップ環境を構築、学内の端末からネットワーク経由で仮想デスクトップ環境にいつでも接続でき、必要なOSやソフトウェアを利用できるというシステムです。OSやソフトウェアは仮想マシンで実行され、端末の画面に表示されます。サーバー上の仮想マシンが高機能&高性能なPC本体、端末がディスプレイで、ネットワークの先にある高性能なPC本体をみんなで利用するといったイメージです

今後は本システムを発展させて、ますます便利になるそうです。
学生が任意のPCやタブレットを使い、自宅などの学外から学内のネットワークに接続して、学内と同じ環境が利用できるよう整備を進めています

本システムの導入で実際にどのようなメリットを感じているのか、学生に聞いてみました。

以前はCAD用PCが設置された教室は2つだけだったため、CADを使う課題の提出前には、席が空いていないことがよくありました。また、放課後に使う場合は、教室が閉まる時間になると途中で止めざるを得ず、課題が思うように進められませんでした」と話してくれたのは、工学部建築工学科の山口さんと高畠さん。
限られた教室だけでなく、ゼミ室や学生ラウンジなどの端末でもCADが使えるようになったので、自分のペースで時間を有効に使いながら、課題を早く終わらせることができそうです」(山口尋子さん/工学部建築工学科・3年)
夏休みや冬休みにも学校のCAD用PCを使っていたのですが、自宅でもCADが使えるようになれば、わざわざ学校に行かなくても勉強できるので、とても便利だと思います」(高畠沙季さん/工学部建築工学科・3年)

学内に設置された650台の端末で、3次元CADソフトウェアを利用することができます。

学内に設置された650台の端末で、3次元CADソフトウェアを利用することができます。

「自分のペースでじっくりと課題に取り組むことができれば、もっとCADが好きになれそうです」山口さん(左)と高畠さん(右)

「自分のペースでじっくりと課題に取り組むことができれば、もっとCADが好きになれそうです」山口さん(左)と高畠さん(右)

プログラミングに適したOSをよく使うのですが、今までは学内でそのOSが使えるのはPC教室だけでした。そのため、以前はPC教室でしかできない作業がありましたが、他の端末でもOSやアプリケーションが使えるようになったことで、学内のさまざまな場所で作業することができるようになりました。今後、自宅で学内のPC環境を利用することが可能になれば、学校でやっていた課題の続きを家でやることができて便利ですね」(大盛将君/情報学部情報工学科・3年)

学内のアクセスポイントからネットワークに接続すれば、ノートPCからもプログラミングに適したOSを利用することができます。

学内のアクセスポイントからネットワークに接続すれば、ノートPCからもプログラミングに適したOSを利用することができます。

「使い慣れた自分のノートPCでも複数のOSやアプリケーションを自由に使える環境が整ったので、ちょっとした空き時間にも課題などができるようになりました」と大盛君。

「使い慣れた自分のノートPCでも複数のOSやアプリケーションを自由に使える環境が整ったので、ちょっとした空き時間にも課題などができるようになりました」と大盛君。

本システムの構築は、文部科学省の「平成25(2013)年度私立大学等研究設備整備費等補助金」に申請し採択されました。本学は、今後も学修環境向上のための最先端のIT技術を積極的に導入していきます。

情報システムメディアセンター

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