大学と地域企業をつなぐ貴重な機会 広島工業大学「研究室訪問」が開催されました。

7月25日、広島工業大学 三宅の森Nexus21 10階のスカイテリアにおいて、広島工業大学「研究室訪問」が開催されました。この事業は、廿日市市内の企業の方々に本学にお越しいただき、研究内容の周知、新商品開発や経営改善のきっかけづくり、大学・教員と企業のネットワークづくりを目的に、2011年度から廿日市市産業振興協議会の主催により実施されています。今回は、生命学部食品生命科学科の角川幸治先生の研究内容をご紹介するとともに、角川先生と共同研究を行っている株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所の庄林愛様に、企業側の視点から大学との共同研究についてお話しいただきました。

開催にあたり、本学の産学連携推進センター長の土取功先生からあいさつがありました。「『研究室訪問』をきっかけに、具体的な成果が生まれることを期待しています」

開催にあたり、本学の産学連携推進センター長の土取功先生からあいさつがありました。「『研究室訪問』をきっかけに、具体的な成果が生まれることを期待しています」

今回の事業のコーディネーターである今若明様から廿日市市の食関連産業の競争力強化への取り組みについてお話しいただきました。

今回の事業のコーディネーターである、株式会社地域事業再生パートナーズ 代表取締役 今若明様から廿日市市の食関連産業の競争力強化への取り組みについてお話しいただきました。

本学と廿日市市は、緊密な協力体制をとりそれぞれの持つ資産を活かすことで、互いの発展に結び付けることを目的として、2012年に連携協定を締結しました。この「研究室訪問」も連携事業の一環として開催されており、今回が5回目の実施となります。

今回の事業のコーディネーターである、株式会社地域事業再生パートナーズ代表取締役 今若明様のお話に続き、角川先生から「発酵食品がもたらす食の多様性」というテーマで研究紹介が行われました。角川先生は、広工大プロジェクト研究センターにおいて、微生物の産業利用を目指して設立された「発酵ものづくり研究センター」のセンター長を務めており、今回は株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所と共同で研究を行ったシュタインメッツ粉を用いたパンの抗酸化作用について紹介しました。

続いて、企業側から見た産学連携を考える際のポイントについて、庄林様からご講演いただきました。

生活習慣病の予防や老化抑制の観点から高い注目を集めている食物の抗酸化作用。シュタインメッツ粉を使用したパンに高い抗酸化作用があることを明らかにしました。

生活習慣病の予防や老化抑制の観点から高い注目を集めている食物の抗酸化作用。シュタインメッツ粉を使用したパンに高い抗酸化作用があることを明らかにしました。

企業にとって、「基幹事業の深化」と「新規事業への挑戦」を進めるときが、共同研究を行うタイミングではないかと語る庄林様。

企業にとって、「基幹事業の深化」と「新規事業への挑戦」を進めるときが、共同研究を行うタイミングではないかと語る庄林様。

会場には質問事項を貼るホワイトボードが用意され、活発な意見交換が行われました。

会場には質問事項を貼るホワイトボードが用意され、活発な意見交換が行われました。

座談会では、山陽女子短期大学の重田耕司先生も交え、企業と大学の連携について、それぞれの立場からお話しいただきました。さらに、会場からの質問にも、幅広くお答えいただきました。

座談会では、山陽女子短期大学の重田耕司先生も交え、企業と大学の連携について、それぞれの立場からお話しいただきました。さらに、会場からの質問にも、幅広くお答えいただきました。

参加された佐伯醤油有限会社 代表取締役 阿須賀謙治様は「地域の企業の抱えている問題に対して、大学側が門戸を開いていただいていることを知り、以前より親近感が湧きました。例えば、私たちは醤油を製造しているので、オリジナルの麹菌をつくるのも面白いかもしれませんね」と新たな可能性を感じられているようでした。

さらに、庄林様にお話を伺いました。
企業の中だけで研究開発を行うには限界があり、深い専門知識や先端技術・設備を持つ大学と連携することで、新たな可能性が広がっていきます。今日のような機会を利用することで、企業と大学の接点ができることは素晴らしいことだと考えています

「企業側の思いをしっかり伝えれば、大学は何らかの形でその思いに応えてくれます。まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか」と庄林様。

「企業側の思いをしっかり伝えれば、大学は何らかの形でその思いに応えてくれます。まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか」と庄林様。

「私たちは研究に関わることであれば、いつでもご相談に応じます。企業との共同研究に携わった学生の意識向上を狙えるメリットも感じています」と角川先生。

「私たちは研究に関わることであれば、いつでもご相談に応じます。企業との共同研究に携わった学生の意識向上を狙えるメリットも感じています」と角川先生。

広島工業大学では、地域社会への貢献を目的に産学連携を積極的に推進しています。大学の研究を事業に活かしたいという方は、お気軽にご連絡ください。

地域連携推進室

地域社会との連携・交流

関連情報