仕事を知り、自分を知る貴重な経験 「産学連携実習最終報告会」を開催しました。

本学には、学生が企業で就業体験を行う「産学連携実習」というプログラムがあります。約1カ月間、実際の企業で働くことで、仕事のやりがいやおもしろさを発見したり、自分の適性や今の自分に足りないものに気付いたりするなど、学生が将来を考える上で大変有意義な経験となるプログラムです。
10月23日、今年の産学連携実習に参加した17名のうち、15名による最終報告会を開催しました。受け入れてくださった企業のご担当者様と教職員の前で、実習で得た成果を1人ずつ堂々と発表しました。

今井拓磨君(工学部都市デザイン工学科・3年)は大手ゼネコンでトンネル工事の現場を経験しました。主に体験した業務はMACシステムや光波測距儀を用いた測量。「大学で学んだ測量機材の据え付けや、コンクリート・土質工学に関する基礎知識などを活かすことができました」と今井君。「工事現場での経験によって、指示を待つのではなく、積極的に行動するという意識に変わりました。コミュニケーションをとりながら、次に何をすべきか、何が必要なのかを予測しながら業務に取り組みました」と、現場実習で意識が大きく変わったことを報告しました。

鶴学長のあいさつでスタート。「企業で働いている方々のハート、真剣に仕事に取り組む姿勢を見てきたはずです。それを忘れないでください」と学生を激励しました。

鶴学長のあいさつでスタート。「企業で働いている方々のハート、真剣に仕事に取り組む姿勢を見てきたはずです。それを忘れないでください」と学生を激励しました。

「与えられたことをこなすだけでなく、自分の働きで他の人が楽になるようにと考えて行動できるようになりました」と今井君。

「与えられたことをこなすだけでなく、自分の働きで他の人が楽になるようにと考えて行動できるようになりました」と今井君。

有馬樹生君(工学部建築工学科・3年)は、大手ゼネコン3社でCADによる施工図作成、数量積算、コンクリート数量拾いといったさまざまな経験を積みました。「数量積算では正確な数字を出すことができませんでした。専門知識の重要性を痛感し、さらに勉学に励み建築積算士の資格を取る決意を固めました」と報告しました。

今村佳奈さん(工学部建築工学科・3年)は、建築生産プロセスと積算を学ぶために、建築積算専門会社2社で実習しました。「工法や施工順を把握し、建築物の細部まで理解しなければ積算はできないということを痛感しました」と今村さん。「積算で算出した費用をもとにさまざまな判断が下されるため、迅速さと正確さが求められることも学びました。講義や見学会、講演会で疑問点は積極的に質問することで知識を培い、建築士や建築積算士の資格試験問題を解いていくことで迅速かつ正確な仕事をするためのテクニックを培っていきたいと考えています」と今後の学習に対する意欲を見せました。

「コミュニケーションと専門知識の大切さを学びました」と有馬君。

「コミュニケーションと専門知識の大切さを学びました」と有馬君。

「数量拾いは学ぶことの多い経験でした。建物の細部まで理解していなければ拾うことはできません。積算には専門的な知識が必要だということを学びました」と今村さん。

「数量拾いは学ぶことの多い経験でした。建物の細部まで理解していなければ拾うことはできません。積算には知識が必要だということを学びました」と今村さん。

報告会の後は、リーフガーデンに場所を移して懇親会を行いました。

発表を振り返りながら、企業の担当者様と学生、教員が歓談をしました。

発表を振り返りながら、企業の担当者様と学生、教員が歓談をしました。

学生は、企業の担当者様に積極的に話しかけていました。

学生は、企業の担当者様に積極的に話しかけていました。

(株)大林組広島支店 建築工事部 技術課長 岩崎哲也様
実習では、業務そのものに加え、施工管理の職員がまわりの人たちとどのように接しているのかを見ていただきたいと思っています。そして、会社の雰囲気を感じてほしいですね。社風が自分に合うかどうかは会社選びの重要なポイント。会社の雰囲気を感じ、今後の就職活動に生かしていただきたいと思います

(株)NTTファシリティーズ中国支店 サービス事業部 建築・FM事業部 建築デザイン担当課長 長谷川恒様(一級建築士)
今日の発表を聞いて、学生さん一人ひとりから建築に対する思いや意気込みを感じました。私たち企業側にとっての産学連携実習は、学生さんのフレッシュな気持ちや新しい感覚に触れる機会でもあります。社員にとっても、とてもいい刺激になっています

NTTファシリティーズで実習した見山恵美さん(工学部建築工学科・3年)
設計は一人で黙々と仕事をするイメージをもっていたので、自分は設計よりも施工管理の方が向いているのではないかと考えていました。しかし、今回の実習で、設計も多くの人と関わり合いながら仕事を進めていくことが分かり、設計の仕事に就きたいという思いが強くなりました。実習後は設計の勉強に励んでいます

復建調査設計(株) 空間情報部副部長兼情報技術課長 濱田卓治様
私は広工大のOBです。ジェネレーションは違っても、建築に対する情熱は同じですね。勉強不足を感じた方も多かったようですが、学生時代の私もそうでした。会社は給料をもらって働くところ。その給料の意味を考えることで意識が変わりますよ。かわいい後輩の建築業界での活躍を期待しています

復建調査設計で実習した倉西涼太君(工学部都市デザイン工学科・3年)
実習で安佐北区の土砂災害調査を経験させていただきました。被災地に出向き、被災された方々が見守る中で調査を行うといった貴重な経験をしたことで、仕事を通じて社会や地域に貢献していきたいという気持ちが大きくなりました

大林組の岩崎様と、大林組で実習した岡崎純弥くん(工学部建築工学科・3年)

大林組の岩崎様と、大林組で実習した岡崎純弥くん(工学部建築工学科・3年)

NTTファシリティーズの長谷川様と見山さん。

NTTファシリティーズの長谷川様と見山さん。

復建調査設計の濱田様(左)、企画開発本部副部長兼空間情報部長の森山様(右)と倉西君。

復建調査設計の濱田様(左)、企画開発本部副部長兼空間情報部長の森山様(右)と倉西君。

学生一人ひとりの実習での学びや気付きがよく分かる報告会となりました。
ご協力いただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。

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