
企業と大学をつなぐ懇親会
11月29日、ホテルグランヴィア広島において、平成28(2016)年度企業懇談会を開催しました。就職活動やインターンシップなどで日ごろお世話になっている企業の皆さまに感謝の意をお伝えするとともに、採用に関するミスマッチをなくすための情報交換を行う場として、毎年、広島・大阪の2会場で開催しているもので、今年度も多くの企業の方々にご参加いただきました。
また、懇談会に先立ち、本学の教員および大学院生が研究成果を披露する「ポスターセッション(技術交流フェア)」を開催し、こちらも多くの方々に関心を寄せていただきました。
会場となったのは、現在再開発が進む広島駅に隣接するホテルグランヴィア広島。
ポスターセッション会場の様子。例年以上に多くの方々にお越しいただきました。
ポスターセッションで本学の研究をアピール
人事の方だけではなく技術系の方にもご来場いただき、本学の研究についてより深く知っていただきたいという思いのもと、2004年から開催しているのが「ポスターセッション(技術交流フェア)」です。2010年からは大学院生の発表も加わり、研究内容はもちろん、プレゼンテーション能力を披露する貴重な場にもなっています。今回、会場で説明を行っていた大学院生に話を聞きました。
「研究が進むことで、自動車の燃費改善や故障予防に寄与できると考えています」と髙谷さん。
「2014年の広島豪雨災害のこともあり、土砂災害に対する関心の高さを感じました」と寺岡さん。
「これからもフィールドに出て、植物の生育環境の調査を行っていきます」と長田さん。
「学部生の頃から研究しているテーマをさらに深めたいと思い、大学院に進学しました」と南波さん。
続いて、会場を移して企業懇談会を開催しました。広島会場には、417社もの企業の方々にご参加いただきました。
「科学技術をコントロールするのは人間です。技術の進歩が人間社会の進歩につながるように、本学では建学の精神"教育は愛なり"や、教育方針"常に神と共に歩み社会に奉仕する"に基づき、高い倫理観を持った技術者の育成に努めて参ります」と鶴学長があいさつ。
就職部長の福田 由美子先生から、今年度の就職内定状況について、また次年度の状況について説明がありました。
株式会社インタフェース取締役 妹尾 年朗様に乾杯のご発声をいただきました。「大学と企業とのコラボレーションがますます発展していくことと、産業用コンピュー タメーカとしては、IoT時代にふさわしい人材育成を期待しています」
会場には、本学の「発酵ものづくり研究センター」が、中国醸造株式会社のご協力のもと完成させた純米吟醸酒「華の凛酒」の試飲コーナーが設置されました。ネーミングとラベルデザインは、環境デザイン学科の学生が担当しました。
会場では、学生の就職動向について、各所で有意義な意見交流が行われました。
参加いただいた企業の方々に、企業懇談会の印象や本学への期待について伺いました。
株式会社ウッドワンの江草様(左)と、人事課長の竹迫様(右)。「今後、住宅建築のサポートを強化していくので、その分野の知識や技術を持った学生を期待しています」
広島電鉄株式会社の古久保様(左)と、人事課長の田中様(右)。「地元の技術系の大学とのつながりを大事にしたいと考え、懇親会に参加しています」
新川電機株式会社の竹内様。「広工大の卒業生もたくさん働いているので、工大生にとって働きやすい環境だと思います」
本学教員にも、企業懇談会の意義について聞きました。
「私自身も広工大の卒業生ですが、卒業生がどのように活躍しているのかを聞くことができるのも楽しいですね」と山西先生。
JCDセンター担当教員はイメージカラーのオレンジに身を包み、企業の方々を迎えました。
新しいつながりが生まれる場
今年度の企業懇談会には、例年以上に多数の企業の皆さまにご参加いただき、名刺交換から始まり、新しいつながりが数多く誕生していました。お忙しい中ご参加いただいた企業の皆さま、本当にありがとうございました。
広島工業大学では、今後も教職員が一丸となって、学生の就職をバックアップしていきます。