企業と大学をつなぐ新しい輪が生まれる 「平成28(2016)年度企業懇談会」を開催しました。

企業と大学をつなぐ懇親会
11月29日、ホテルグランヴィア広島において、平成28(2016)年度企業懇談会を開催しました。就職活動やインターンシップなどで日ごろお世話になっている企業の皆さまに感謝の意をお伝えするとともに、採用に関するミスマッチをなくすための情報交換を行う場として、毎年、広島・大阪の2会場で開催しているもので、今年度も多くの企業の方々にご参加いただきました。
また、懇談会に先立ち、本学の教員および大学院生が研究成果を披露する「ポスターセッション(技術交流フェア)」を開催し、こちらも多くの方々に関心を寄せていただきました。

会場となったのは、現在再開発が進む広島駅に隣接するホテルグランヴィア広島。

会場となったのは、現在再開発が進む広島駅に隣接するホテルグランヴィア広島。

ポスターセッション会場の様子。例年以上に多くの方々にお越しいただきました。

ポスターセッション会場の様子。例年以上に多くの方々にお越しいただきました。

ポスターセッションで本学の研究をアピール
人事の方だけではなく技術系の方にもご来場いただき、本学の研究についてより深く知っていただきたいという思いのもと、2004年から開催しているのが「ポスターセッション(技術交流フェア)」です。2010年からは大学院生の発表も加わり、研究内容はもちろん、プレゼンテーション能力を披露する貴重な場にもなっています。今回、会場で説明を行っていた大学院生に話を聞きました。

  • 工学系研究科 機械システム工学専攻 博士前期課程1年 髙谷健太郎さん
    研究テーマ:マルチイオンプローブによる2ストロークガソリンエンジン内燃焼の計測
    「エンジン内の燃焼の様子をイオンプローブ法という手法で計測する研究を行っています。ポスターセッションや学会発表を何度か経験していく中で、相手の理解度に合わせて説明するスキルが上達してきたことを実感しています」
  • 工学系研究科 建設工学専攻 博士前期課程1年 寺岡奈実さん
    研究テーマ:平成28年6月豪雨による広島県東部の土砂災害とその雨量指標
    「近年、広島県では土砂災害が多く発生していますが、その発生の危険性を自主的に判断する指標に関する研究を行っています。こうした発表の機会は初めてで緊張しましたが、多くの方に興味を持っていただいていることを実感しました」
  • 工学系研究科 環境学専攻 博士前期課程1年 長田美保さん
    研究テーマ:瀬戸内海沿岸における絶滅に瀕した塩生植物の保全に関する研究
    「潮の干満で露出する河口干潟に主に生育する貴重な塩生植物の生態に関する研究を行っています。生物の保全が、社会的にどんな意義があるのかを、できるだけわかりやすく説明することを意識しました」
  • 工学系研究科 生命機能工学専攻 博士前期課程1年 南波克弥さん
    研究テーマ:対称ジオールのリパーゼによる立体選択的非対称化に関する研究
    「リパーゼの有機合成に関する研究を行っています。初めてのポスターセッションでしたが、企業の方とお話しする中で、今、どのようなものが求められているのかをリサーチすることができました」
「研究が進むことで、自動車の燃費改善や故障予防に寄与できると考えています」と髙谷さん。

「研究が進むことで、自動車の燃費改善や故障予防に寄与できると考えています」と髙谷さん。

「2014年の広島豪雨災害のこともあり、土砂災害に対する関心の高さを感じました」と寺岡さん。

「2014年の広島豪雨災害のこともあり、土砂災害に対する関心の高さを感じました」と寺岡さん。

「これからもフィールドに出て、植物の生育環境の調査を行っていきます」と長田さん。

「これからもフィールドに出て、植物の生育環境の調査を行っていきます」と長田さん。

「学部生の頃から研究しているテーマをさらに深めたいと思い、大学院に進学しました」と南波さん。

「学部生の頃から研究しているテーマをさらに深めたいと思い、大学院に進学しました」と南波さん。

続いて、会場を移して企業懇談会を開催しました。広島会場には、417社もの企業の方々にご参加いただきました。

「科学技術をコントロールするのは人間です。技術の進歩が人間社会の進歩につながるように、本学では建学の精神"教育は愛なり"や、教育方針"常に神と共に歩み社会に奉仕する"に基づき、高い倫理観を持った技術者の育成に努めて参ります」と鶴学長があいさつ。

「科学技術をコントロールするのは人間です。技術の進歩が人間社会の進歩につながるように、本学では建学の精神"教育は愛なり"や、教育方針"常に神と共に歩み社会に奉仕する"に基づき、高い倫理観を持った技術者の育成に努めて参ります」と鶴学長があいさつ。

就職部長の福田 由美子先生から、今年度の就職内定状況について、また次年度の状況について説明がありました。

就職部長の福田 由美子先生から、今年度の就職内定状況について、また次年度の状況について説明がありました。

株式会社インタフェース取締役 妹尾 年朗様に乾杯のご発声をいただきました。「大学と企業とのコラボレーションがますます発展していくことと、産業用コンピュータメーカとしては、IoT時代にふさわしい人材育成を期待しています」

株式会社インタフェース取締役 妹尾 年朗様に乾杯のご発声をいただきました。「大学と企業とのコラボレーションがますます発展していくことと、産業用コンピュー タメーカとしては、IoT時代にふさわしい人材育成を期待しています」

会場には、本学の「発酵ものづくり研究センター」が、中国醸造株式会社のご協力のもと完成させた純米吟醸酒「華の凛酒」の試飲コーナーが設置されました。ネーミングとラベルデザインは、環境デザイン学科の学生が担当しました。

会場には、本学の「発酵ものづくり研究センター」が、中国醸造株式会社のご協力のもと完成させた純米吟醸酒「華の凛酒」の試飲コーナーが設置されました。ネーミングとラベルデザインは、環境デザイン学科の学生が担当しました。

会場では、学生の就職動向について、各所で有意義な意見交流が行われました。
参加いただいた企業の方々に、企業懇談会の印象や本学への期待について伺いました。

  • 株式会社ウッドワン 管理本部 総務人事部 次長 江草 善行様
    「大学の先生とお話する機会は少ないので、お互いを知るという面で、こういった懇談は貴重な機会だと考えています。建築デザイン学科という新しい学科が誕生されたということで、今後ますますわが社で活躍していただけると期待しています
  • 広島電鉄株式会社 人財管理本部 人事部 人事課長 古久保 徹様
    「広工大の卒業生は、電気系、土木系、機械系と様々な分野で活躍しています。地元の技術系の大学を卒業し、地域密着型のわが社で地域に貢献したいという思いを持って飛び込んできてほしいですね」
  • 新川電機株式会社 人事・総務部 総務グループ長 竹内様
    「先生とのつながりができ、学生さんにわが社の風土を伝えていただくきっかけになればと考えています。さまざまな経験を積んで人間力を鍛えた学生を待っています
株式会社ウッドワンの江草様(左)と、人事課長の竹迫様(右)。「今後、住宅建築のサポートを強化していくので、その分野の知識や技術を持った学生を期待しています」

株式会社ウッドワンの江草様(左)と、人事課長の竹迫様(右)。「今後、住宅建築のサポートを強化していくので、その分野の知識や技術を持った学生を期待しています」

広島電鉄株式会社の古久保様(左)と、人事課長の田中様(右)。「地元の技術系の大学とのつながりを大事にしたいと考え、懇親会に参加しています」

広島電鉄株式会社の古久保様(左)と、人事課長の田中様(右)。「地元の技術系の大学とのつながりを大事にしたいと考え、懇親会に参加しています」

新川電機株式会社の竹内様。「広工大の卒業生もたくさん働いているので、工大生にとって働きやすい環境だと思います」

新川電機株式会社の竹内様。「広工大の卒業生もたくさん働いているので、工大生にとって働きやすい環境だと思います」

本学教員にも、企業懇談会の意義について聞きました。

  • 工学部建築工学科 山西 央朗先生
    企業がどういう人材を求めているのか、また業界全体がどの方向に動いているのかを把握するいい機会ととらえています。大学側もどのような学生を送り出すべきなのか、常に考えていますので、その点をすり合わせることができます」
  • JCDセンター(女子学生キャリアデザインセンター) センター長 角川 幸治先生
    「企業の方とお話すると、学部学科問わず、理系女子へのニーズを感じます。JCDセンターでは、女子学生のキャリアアップをサポートしています。主体性やコミュニケーション能力などを身につけた、企業に求められるような人材を、今後ますます輩出していきたいと思っています」
「私自身も広工大の卒業生ですが、卒業生がどのように活躍しているのかを聞くことができるのも楽しいですね」と山西先生。

「私自身も広工大の卒業生ですが、卒業生がどのように活躍しているのかを聞くことができるのも楽しいですね」と山西先生。

JCDセンター担当教員はイメージカラーのオレンジに身を包み、企業の方々を迎えました。

JCDセンター担当教員はイメージカラーのオレンジに身を包み、企業の方々を迎えました。

新しいつながりが生まれる場
今年度の企業懇談会には、例年以上に多数の企業の皆さまにご参加いただき、名刺交換から始まり、新しいつながりが数多く誕生していました。お忙しい中ご参加いただいた企業の皆さま、本当にありがとうございました。
広島工業大学では、今後も教職員が一丸となって、学生の就職をバックアップしていきます。

就職・キャリア

プロジェクト研究センター

関連情報