英語を楽しむ年に一度の祭典 「第4回デネブ杯争奪インビテーショナル英語スピーチコンテスト」を開催しました。

楽しみながら英語を学ぶ
「学生がポジティブに英語に取り組むために、英語を楽しむ祭りを起こそう!」と、広島工業大学の英語教員グループが主催している「デネブ杯争奪インビテーショナル英語スピーチコンテスト」、通称「デネブ杯」。今年も11月5日に、年に一度の大学のお祭り「工大祭」でにぎわうキャンパスで、第4回デネブ杯を開催しました。今回、スピーチに挑戦したのは、学内外から集った12名の学生たち。それぞれ個性豊かなスピーチを披露しました。

この日は、あいさつも、進行も、すべて英語で行われます。教室の中で聞こえる言葉は英語だけ。まさに英語の祭典です。

この日は、あいさつも、進行も、すべて英語で行われます。教室の中で聞こえる言葉は英語だけ。まさに英語の祭典です。

司会を務めた1年生の尾崎巧さん(食品生命科学科)。英語での司会ということで、やや緊張の面持ちです。

司会を務めた1年生の尾崎巧さん(食品生命科学科)。英語での司会ということで、やや緊張の面持ちです。

レシテーション(暗唱)の部
共通のスピーチ原稿を暗唱するレシテーション部門には、4名の広工大生が挑みました。テーマは「Talk nerdy to me」。科学の素晴らしさや工学の魅力を、専門家でない人に伝えるためのポイントを紹介する内容です。学生たちは皆、聞き手の心に響くスピーチを目指して、発音や抑揚、表情、間の取り方などに注意を払いながら、何度も練習を重ねて本番に挑みました。

聞き手の顏と反応を見ながら、堂々とスピーチする学生たち。練習で身につけた「話す技術」への自信が感じられました。

聞き手の顏と反応を見ながら、堂々とスピーチする学生たち。練習で身につけた「話す技術」への自信が感じられました。

「科学の魅力を伝えたいなら、専門用語はもっとわかりやすく言い換えるべきです」と訴える場面では、大きな声やアクションで聞き手を惹きつけます。

「科学の魅力を伝えたいなら、専門用語はもっとわかりやすく言い換えるべきです」と訴える場面では、大きな声やアクションで聞き手を惹きつけます。

オリジナルスピーチの部
オリジナルスピーチの部には、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学のE.S.Sが加盟している関西英語会連盟、通称「KESSA」の学生3名と、広島大学の学生1名が参戦。広島工業大学からは4名の学生が出場しました。スピーチ内容を学生自ら考えるオリジナルスピーチは、発音や表現力だけでなく、内容の独創性や構成力も審査のポイント。8名がそれぞれの視点で考えた個性あふれるスピーチを、心を込めて聞き手に届けました。

坂田麻衣子さん(食品生命科学科・3年)は、特定保健用食品についてスピーチしました。

坂田麻衣子さん(食品生命科学科・3年)は、特定保健用食品についてスピーチしました。

白石朗光さん(地球環境学科・2年)の、ボランティアを奨励する固定概念に疑問を投げかけるテーマが印象的でした。

白石朗光さん(地球環境学科・2年)の、ボランティアを奨励する固定概念に疑問を投げかけるテーマが印象的でした。

広工大生が最優秀賞をダブル受賞
レシテーションの部、オリジナルスピーチの部ともに広工大生が最優秀賞に輝きました。
レシテーションの部で最優秀賞に選ばれたのは、八尾茉鈴さん(食品生命科学科・1年)です。「アクセント、抑揚、強調するポイントなどに気を付けて話しました。英語の勉強は、自分の思いを相手に伝えられるようになることが大切だと考えています。日本語と違い、英語はアクセントをつけることでリズムが生まれ、表現力が上がるところが面白いですね」

「最優秀賞の実感はまだありません。発表が終わった達成感と開放感でいっぱいです」と八尾さん。

「最優秀賞の実感はまだありません。発表が終わった達成感と開放感でいっぱいです」と八尾さん。

強調するところでは、身振り手振りを交えてアピール。英語力だけでなく、表現力もしっかり身についています。

強調するところでは、身振り手振りを交えてアピール。英語力だけでなく、表現力もしっかり身についています。

オリジナルスピーチの部で最優秀賞に選ばれたのは、原爆の記憶を引き継いでいく大切さをテーマにスピーチした宮城尚弥さん(食品生命科学科・2年)です。「自分が何を伝えたいのかをしっかり理解したうえで、いちばん伝えたい部分を強調し、感情を込めるといった工夫をしながら、共感を生むスピーチになるよう努力しました。テーマ決め、原稿作成、練習と本当に大変でしたが、今日いろいろな視点のスピーチを聞いて刺激を受けたので、来年のデネブ杯に向けて、また伝えたいことを探してみようと思っています」

「今まで知らなかった表現方法を知ることができ、英語の勉強になったのはもちろん、人前で自分の意志を伝えるという経験は、社会に出たときにも役立つと思います」と宮城さん。

「今まで知らなかった表現方法を知ることができ、英語の勉強になったのはもちろん、人前で自分の意志を伝えるという経験は、社会に出たときにも役立つと思います」と宮城さん。

原爆によって当たり前の生活が奪われた幼い子どもたちに思いを馳せながら、平和を願う宮城さんの熱い思いが、会場の共感を呼びました。

原爆によって当たり前の生活が奪われた幼い子どもたちに思いを馳せながら、平和を願う宮城さんの熱い思いが、会場の共感を呼びました。

違った視点で物事を捉えることの大切さ
主催者の代表を務めた堀部先生は「皆さん非常によく練習されていたと思います。オリジナルスピーチの部では、社会の在り方に疑問の目を向けたテーマがいくつかあって、面白かったですね。人と違う視点で物事を捉えることの大切さを聞き手に気づかせてくれました」と総評しました。

全員に賞をあげたいくらい、すばらしいデネブ杯でした。出場者の皆さん、お疲れ様でした!

全員に賞をあげたいくらい、すばらしいデネブ杯でした。出場者の皆さん、お疲れ様でした!

「人前で話すのは、母国語でも大変なこと。それを英語で成し遂げた経験は、自分で自分を越える大きなステップになります。競争相手は自分自身なのです」と堀部先生。

「人前で話すのは、母国語でも大変なこと。それを英語で成し遂げた経験は、自分で自分を越える大きなステップになります。競争相手は自分自身なのです」と堀部先生。

理系こそ英語を学ぼう
「理系に英語は必要ないと思っている方もいるかもしれませんが、それは違います。科学技術分野の共通語は英語。大学院に進むと英語で研究発表する機会がありますし、就職してからもグローバル化が進む企業においては英語力が求められます。実は、理系こそ英語が大事なのです」と堀部先生。
この日のコンテストを経験した学生は、夜空で輝くはくちょう座のデネブのように、社会で光り輝く存在となることでしょう。興味を持った人は、来年、ぜひ参加してみてください。ステップアップした自分に出会えるはずです。

E.S.S.

関連情報