卒業研究で社会人スキルを磨こう 機械系2学科合同の卒業研究中間発表会を開催しました。

2学科合同での卒業研究中間発表
学びの集大成である「卒業研究」。4年生になると、研究テーマを決め、自分なりに仮説を立てて実験や調査を行い、その結果を考察し一つの論文にまとめる。これらの過程を通じて、物事を論理的に考える力を培うことができます。
8月2日、工学部機械システム工学科と知能機械工学科の機械系2学科が、合同で卒業研究中間発表会を開催しました。輸送機や機械加工設備、情報機器などあらゆる分野につながる高機能なものづくりを学ぶ機械システム工学科と、自動車、ロボット、生産技術など次代の新しいメカニズムを探索し創造する知能機械工学科。2つの学科の学生が、互いの卒業研究を知ることで刺激を受け、今後の研究につなげることができました。

両学科あわせて7つのゼミの学生が研究成果を披露。自らの発表の前後には、他の学生の発表に真剣に耳を傾けました。

両学科あわせて7つのゼミの学生が研究成果を披露。自らの発表の前後には、他の学生の発表に真剣に耳を傾けました。

金属の腐食、超音波など研究テーマは多岐に渡ります。研究へのアプローチ方法、実験の進め方、考察のまとめ方など、分野は違っても他の研究に触れることから得られるものはたくさんあります。

金属の腐食、超音波など研究テーマは多岐に渡ります。研究へのアプローチ方法、実験の進め方、考察のまとめ方など、分野は違っても他の研究に触れることから得られるものはたくさんあります。

質疑応答から今後の研究のヒントを得る
学生は、10分ほどの持ち時間の中で、自分の研究の進捗状況を発表。研究に至った動機、調査方法の選定、現在得られている実験結果、今後の見通しなどについて、パワーポイントで制作した資料を基に、わかりやすく伝えていきます。さらに、発表後には、質疑応答の時間が待っています。発表を聞いた教員や他の学生から、厳しい質問が寄せられますが、今後の研究を左右する重要なヒントを含んでいることも多くあります。

複数の学生で一つの研究を行なうことも。リーダーのもと、全員が一致団結しチームワークを発揮しながら、研究に挑んでいきます。

複数の学生で一つの研究を行なうことも。リーダーのもと、全員が一致団結しチームワークを発揮しながら、研究に挑んでいきます。

発表後には、教員からの鋭い指摘が待っています。関連する既存の研究の紹介や、新しい視点からの指摘など、研究をより良いものにしていくためのヒントが数多く含まれています。

発表後には、教員からの鋭い指摘が待っています。関連する既存の研究の紹介や、新しい視点からの指摘など、研究をより良いものにしていくためのヒントが数多く含まれています。

中間発表を終えた学生の声
アナモルフィック型可変焦点レンズの開発」というテーマで研究を進める機械システム工学科桑野ゼミの3人の中から、牧島佑晃君(広島県立広島観音高校出身)に話を聞きました。
「卒業研究は、すべて自分たちで決定して進めなければならないので試行錯誤の連続ですが、課題を解決するためのプロセスを経験することは、将来社会人になったときにも必ず役に立つと思います。チームで情報を共有し、いっしょに進んでいけるよう気を配っていきたいです」
また、「感情を用いた機械制御に関する研究」というテーマで研究を進める知能機械工学科の峠勇希君(広島工業大学高校出身)と村上和也君(広島県立海田高校出身)にも話を聞きました。
「自動車の自動制御について新しい観点を探す中で、感情で制御できたら面白いのではないかと考えたことが研究のきっかけです。怒りを検出したら車内の環境を心地よいものに変えたり、喜びを検出したらそれが持続できるようにしたり、さまざまな制御が考えられます」(峠君)
「今後、たくさんの人から音声、筋電位、映像の3つのデータを採取し、そこから感情を特定していく予定です。テーマとしてはとても面白いと思うので、今からどんな結果が出るのか楽しみです」(村上君)

前列右から一緒に研究を進める牧島佑晃君、藤田彬幹君、吉川大輔君。「機械システム工学科は、ものづくりを広く学べ、ゼミでそれを深めることができるところがいいですね」(牧島君)

前列右から一緒に研究を進める牧島佑晃君、藤田彬幹君、吉川大輔君。「機械システム工学科は、ものづくりを広く学べ、ゼミでそれを深めることができるところがいいですね」(牧島君)

右から峠君、村上君。「知能機械工学科では、ロボットなどの機械に何かを覚えさせるためのスキルも身に付けられます」

右から峠君、村上君。「知能機械工学科では、ロボットなどの機械に何かを覚えさせるためのスキルも身に付けられます」

他学科から新しい視点を身に付ける
機械システム工学科の宗澤先生に、合同で発表会を行うメリットや指導の観点について伺いました。
「他学科の研究内容を聞くことは、実験方法や進め方などの新しい視点がとても参考になると思います。指導する教員は、研究内容だけではなく、新しい研究に取り組む姿勢や、自ら関連文献を探すような自主性も見ています。中間発表では、足りない部分を指摘し、伸ばしていくように指導しています」

「他ゼミの学生に厳しく指導することもありますが、複数の視点で研究を見つめることがさらなるレベルアップにつながるはずです」と宗澤先生。

「他ゼミの学生に厳しく指導することもありますが、複数の視点で研究を見つめることがさらなるレベルアップにつながるはずです」と宗澤先生。

最後に、機械システム工学科の福島先生があいさつ。「自分がどういう意識を持って卒業研究に取り組んでいるのか、今日の経験から刺激を受け、意識を変え、これからの研究に活かしてほしいと思います」

最後に、機械システム工学科の福島先生があいさつ。「自分がどういう意識を持って卒業研究に取り組んでいるのか、今日の経験から刺激を受け、意識を変え、これからの研究に活かしてほしいと思います」

卒業研究の目的とは?
福島先生はあいさつの中でこんなこともおっしゃっていました。
「研究に真摯に取り組むことで、社会に出てから高いポテンシャルのもとで仕事を始めることができるはずです」社会に出る前の準備を積む、それが卒業研究の一番の大きな目的かも知れません。
来年には、日本機械学会 中国四国学生会 第47回学生員卒業研究発表講演会が広島工業大学で開催されます。その場所で多くの学生が素晴らしい研究を発表できるよう、頑張ってください。

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