
多彩な学科の学びを公開
7月17日、今年度1回目のオープンキャンパスを開催しました。先日ご紹介した、大学全体を知っていただくためのイベントやプログラムに続き、全12学科が、学びの内容を「体感」してもらうために準備しているプログラムをご紹介いたします。
「右手」「バンザイ」「パンチ」など、音声認識する小型ロボットRAPIRO(※)を、声で動かすことに挑戦。センサーを利用して、音や温度などを計測・判別する「センシング技術」が生かされています。(電子情報工学科)
※教材用のロボット。プログラミングは学生が行なっています。
広島工業大学にあるスマートフォンやアンテナの性能を調べる電波暗室。たくさんのギザギザで囲まれた不思議な空間を模型で再現し、電波の吸収を実感。実際の電波暗室についてはコチラをご覧ください。(電気システム工学科)
3Dプリンタでイニシャルプレートを製作します。デザインを決めたら、専用ソフトで設計します。製作を通じて最新のものづくりを体験できます。(機械システム工学科)
高度に知能化され、操縦者をアシストする船や飛行機の制御について、フライトシミュレータを使ってわかりやすく学ぶことができます。(知能機械工学科)
ペットボトルを使って液状化現象を再現する実験に参加。技術がどのようなときに必要とされるかを理解できる実験や展示が揃っています。(環境土木工学科)
先輩の説明に聞き入る高校生。「設計ってどうやってやるの?」「模型づくりのコツは?」といった質問に、大学生は体験談や、建築分野のトレンドなどの情報を交えながら説明していました。(建築工学科)
情報工学科と知的情報システム学科が合同で設置した「情報学部サロン」。まずは、ここで各学科の違いをしっかりと理解します。
ストリートビューの画面の中を疑似的に旅することができるヴァーチャルトラベリング。センシング技術で身体の動きを検知し、それが画面に反映されることで、まるで本当に散歩をしているような気分になれます。(情報工学科)
遠く離れた人同士でも、スマートフォンのアプリを用いて身近に感じながらコミュニケーションできる「遠隔存在感対話技術」について、プロジェクションマッピングなどを使って説明。ひとり暮らしをする高齢者と、遠方で暮らす家族がコミュニケーションを取るうえで不可欠な技術です。(知的情報システム学科)
先輩大学生が対応する情報系に興味のある参加者専用の相談コーナーは、高校生目線の対応が人気を集めていました。女子学生専用のコーナーもあります。
1年生が製作した木の椅子が多数展示してあり、来場者は気に入った作品に投票することができます。こちらのチームは、「広工大」の文字をそのままベンチにした、遊び心いっぱいの作品を作りました。(建築デザイン学科)
瀬戸内海沿岸に生育する本物の海浜植物を展示し、フィールド調査の方法などについて解説。天然記念物のカブトガニの標本も展示しています。(地球環境学科)
ケーシー服に身を包んだ先輩が、臨床工学技士の仕事の一つである人工透析の原理を説明。実際に透析器を組み立て、医療機器を工学的な視点から見ることで、その仕組みを理解することもできます。(生体医工学科)
食品実験棟では、業務用オーブンを使用して発酵食品の一つである「パン」を学生が実演製作。酵母の働きや食品製造設備について理解を深めることができます。(食品生命科学科)
オープンキャンパスにお越しいただいた、高校生の皆さんに感想を聞きました。
知能機械工学科を見学していた岩田君。「機械系の学科に興味があり見学しましたが、実験施設や金属加工のための設備などが充実していて素晴らしいなと感じました」
生体医工学科を訪れていた吉田さん(左)、木村さん(中)、川又さん(右)。「まるで病院のような設備に驚きました。先輩もやさしくて、学科のことや臨床工学技士の仕事など、どんな疑問にもわかりやすく答えてくれるのでとても参考になりました」
建築工学科を見学していた藤光さん(左)、田原さん(右)。「大学では住宅の設計をしてみたいので、どのような勉強をするのかを教えてもらいました。女子の先輩も多くて安心しました」
中井君(左)、古川君(右)「2年生ですが、先生に勧められて見学に来ました。建築デザイン学科で1年生が木の椅子を作っていたのが印象に残りました。自分もつくってみたいですね」
今年度2回目のオープンキャンパスは、8月21日(日)に開催します。今年も、楽しみつつ、学びの内容をより深く知ってもらえるようなイベントをご用意して、皆さんのお越しをお待ちしています!