食品業界で働く自分をイメージするために 食品生命科学科「インターンシップ報告会」から始まる夢の実現。

インターシップで膨らむ将来の夢
将来に備え、企業で実際に働きながら、仕事とは何かを知り自分の適性を見極める、それがインターンシップです。学生は、3年生の夏頃からさまざまな企業で働きながら、厳しい現実を体験して将来の夢を膨らませていきます。広島工業大学では、実習期間が約2週間程度の「インターンシップ」と、約1カ月の「産学連携実習」の2つのコースを用意しており、数多くの学生が県内外の優良企業で就業体験を行っています。
その経験を後輩に伝えようと、生命学部食品生命科学科で「インターンシップ報告会」を開催しました。

食品生命科学科の平賀先生。「先輩の貴重な経験をしっかり聞いてください。気になることがあったら、遠慮せずに質問してください」

食品生命科学科の平賀先生。「先輩の貴重な経験をしっかり聞いてください。気になることがあったら、遠慮せずに質問してください」

1・2年生約60名が参加。先輩の発表は、単なる実習報告ではなく、経験から自分がどう変わったか、どう成長できたかという話も盛り込まれていました。

1・2年生約60名が参加。先輩の発表は、単なる実習報告ではなく、経験から自分がどう変わったか、どう成長できたかという話も盛り込まれていました。

穀物の加工試験や分析作業を体験
東広島市にある米を中心とした食品産業総合機械も扱う総合食品メーカー、株式会社サタケでインターンシップを経験したのは小本千智さん(生命学部食品生命科学科・3年)。小本さんは、学生から社会人へと意識を変えること、そして仕事の現場でしか学べないことを経験することという二つの目標を掲げて実習に臨みました。
2週間の実習期間のうち、第1週目は選別加工総合センターという部署で、選別機や精米機による食品サンプルの選別や加工試験などを経験。第2週目は穀物分析センターで、炊飯食味計を用いて、米の硬さや粘りなどの分析を行いました。「普段食べているお米の味を科学的に分析でき、とても興味深かったです」と小本さん。実習や見学だけではなく、ワークショップを通じて会社の雰囲気をしっかり確認することができました。

「企画開発や品質管理、製造現場だけではなく、分析や選別加工など幅広い業務を経験することができ、仕事への視野が広がったと思います。実際の仕事を知る絶好の機会となりました」と後輩に伝える小本さん。

「企画開発や品質管理、製造現場だけではなく、分析や選別加工など幅広い業務を経験することができ、仕事への視野が広がったと思います。実際の仕事を知る絶好の機会となりました」と後輩に伝える小本さん。

小本さんの発表資料。「インターンシップでは、積極的に動くことの大切さを学びました」

小本さんの発表資料。「インターンシップでは、積極的に動くことの大切さを学びました」

小学校の理科の授業で、ご飯のでんぷんにヨウ素液をかけて紫色に変わる実験をしたことがきっかけで、食品関連の実験に興味を持った小本さん「将来は、食品成分を分析する仕事に就きたいです」と夢を語ってくれました。

小学校の理科の授業で、ご飯のでんぷんにヨウ素液をかけて紫色に変わる実験をしたことがきっかけで、食品関連の実験に興味を持った小本さん「将来は、食品成分を分析する仕事に就きたいです」と夢を語ってくれました。

食品メーカーの品質管理体制に驚く
ふりかけの「ゆかり」を製造する三島食品株式会社で、インターンシップを体験した松本望未さん(生命学部食品生命科学科・3年)。今回の実習では、原料となる赤シソ栽培農場の見学、加工工場の見学、食品製造における品質管理の実習といった多彩な経験を積むことができました。特に印象深かったのは、品質管理を担当したことでした。「製品からサンプルを抜き取って、その成分が適正かどうか検査を行ったのですが、通常の検査だけではなく、食品中にアレルギーの原因となるものが入っていないかどうかを調べるアレルゲン検査も経験できました」と松本さん。その徹底された品質管理体制に驚いたそうです。「自分の目指す仕事が、明確にイメージできるようになりました。ぜひ、インターンシップを体験してみてください」と、1・2年生に語りかけていました。

「品質管理という重要な部署を体験することができ、企業の方には感謝しています」と松本さん。

「品質管理という重要な部署を体験することができ、企業の方には感謝しています」と松本さん。

松本さんの発表資料。原料となる赤シソの栽培農場の見学をした際は、香りにこだわった新品種の開発が行われていることを教えていただきました。

松本さんの発表資料。原料となる赤シソの栽培農場の見学をした際は、香りにこだわった新品種の開発が行われていることを教えていただきました。

「基本的なことですが、企業ではあいさつの大切さを実感しました。今までは、照れてしまいあいさつをしないことが多かったのですが、今では自分から率先してできるようになりました」と成果を語る松本さん。

「基本的なことですが、企業ではあいさつの大切さを実感しました。今までは、照れてしまいあいさつをしないことが多かったのですが、今では自分から率先してできるようになりました」と成果を語る松本さん。

気になることは先輩に直接質問
インターンシップだけではなく就職活動についてわからないことが多い1・2年生は、先輩に積極的に質問を行っていました。例えば、岡谷優作君は「就職活動はいつ頃から始めたらいいですか」と松本さんに質問。「3年生の5月頃には、就職部に就活セミナーやインターンシップの情報が出ていますので、まずはそこを確認することから始めてください」とアドバイスを受けていました。

「先輩の話を聞いて、目標が明確になってきました。まずは、企業についてしっかり調べたいと思います」と岡谷君。

「先輩の話を聞いて、目標が明確になってきました。まずは、企業についてしっかり調べたいと思います」と岡谷君。

インターンシップは夢への第一歩
インターンシップでは、品質管理や食味検査など専門的な仕事を体験できたことに加え、マナーや挨拶といった社会人としての心構えを学んだことで、3年生の就職への意識が大きく高まったことが感じられました。また、1・2年生も、質疑応答を通じて就職活動の進め方や時期、準備しておくべきことが認識できました。将来の夢の実現に向けて、それぞれが第一歩を着実に踏み出すことができた報告会となりました。

食品生命科学科

インターンシップ・産学連携実習

関連情報