広工大は学生のやりたいことを応援します!夢を叶えたHITチャレンジ採択団体を紹介(その2)

学生の「やってみたい」を応援するHITチャレンジ制度
広島工業大学には、学生の「やる気」を応援する「HITチャレンジ」制度があります。学生自ら企画を立ててプレゼンテーションを行い、企画が採択されると最高で50万円が支給される夢のようなプロジェクトです。
前回に引き続き、2015年度HITチャレンジ制度に採択された団体を紹介いたします。

④GREEN Project
テーマ:体験から学ぼう~生物との触れ合いと災害対策~

環境学部地球環境学科の学生で結成された「GREEN Project」では、学科の学びをベースに、子どもたちに向けて地球環境に関する教育活動を行っています。2015年度は、小学生を対象に生物と災害についての環境授業を行いました。
リーダーの正木萌重さん(環境学部地球環境学科・3年)に、活動内容について聞きました。 

―どんな授業を行ったのですか。
「例えば、地元の広島市佐伯区や廿日市市を流れる可愛川・八幡川に生息する生物を子どもたちに紹介したり、その水質を調べるパックテストを行ったりしました。また、私たちが作った、生物の成長過程を学べるカードゲームを行い、楽しみながら学べるように工夫しました」

―災害についてはどんな授業を行ったのですか。
「水槽を使って液状化現象を再現し、その原理を説明しました。現象を直接目で見てもらうことで、どんなことが起こるのかを理解してもらえたと思います。保護者の方々からも、仕組みがよくわかったという声をいただきました」

―授業を行う中で大変だったことは何ですか。
「幅広い学年の小学生を対象に行ったので、全員にわかるように説明するのが難しかったですが、臨機応変に対応する力や、わかりやすく説明する力が身に付いたと思います」

―GREEN Projectは毎年HITチャレンジに参加し、さまざまな企画に挑戦していますね。
「企画を考えるのは大変ですが、やり遂げた時の達成感は大きいですね。学外の人にアポイントを取って話を聞いたり、環境授業開催についての広報活動を行ったり、大学の学びだけでは体験できないことにチャレンジできます」

「昨年度は環境に関する雑誌を配付しました。今年度の環境授業では、子どもたち一人一人の顔が見えて、反応が分かるのでうれしいですね」と正木さん。

「昨年度は環境に関する雑誌を配付しました。今年度の環境授業では、子どもたち一人一人の顔が見えて、反応が分かるのでうれしいですね」と正木さん。

授業の様子。楽しみながら勉強し、理科への理解を深めてもらいました。

授業の様子。楽しみながら勉強し、理科への理解を深めてもらいました。

実際に川で採取したエビ。川に生きる生物を間近で見る機会が少ない子どもたちは、興味深く見ていました。

実際に川で採取したエビ。川に生きる生物を間近で見る機会が少ない子どもたちは、興味深く見ていました。

成長過程ゲームは、数多くのカードの中から、トンボとヤゴ、たんぽぽと綿毛のように、成長前と成長後のカードをかるたのように選びながら遊びます。

成長過程ゲームは、数多くのカードの中から、トンボとヤゴ、たんぽぽと綿毛のように、成長前と成長後のカードをかるたのように選びながら遊びます。

液状化現象実験キット。水槽を揺らすと、模型の家が沈みマンホールが浮き上がる様子がよくわかります。

液状化現象実験キット。水槽を揺らすと、模型の家が沈みマンホールが浮き上がる様子がよくわかります。

GREEN Projectのメンバー。中央はオリジナルキャラクターの「ころろん」。人工衛星や植物など、地球環境学科の学びに関係するものをイメージしました。

GREEN Projectのメンバー。中央はオリジナルキャラクターの「ころろん」。人工衛星や植物など、地球環境学科の学びに関係するものをイメージしました。

⑤HIT-EV
テーマ:電気自動車でエコランだ~乾電池40本のチャレンジ~

2015年11月28日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された「2015 Ene-1GP MOTEGI KV-40チャレンジ全国大会」。乾電池40本を動力源にした車で戦うこの大会で、広島工業大学HIT-EVチームは、大学・高専・専門学校部門で見事優勝を果たしました。
HIT-EVの活動について、リーダーの藤井涼輔君(工学部機械システム工学科・3年)に話を聞きました。

―優勝おめでとうございます。昨年が3位、8月に鈴鹿サーキットで行われた大会では特別賞(デザイン賞)、そして11月の全国大会では部門優勝と、着実にステップアップしていますね。
「ありがとうございます。昨年と比べて一人ひとりがスキルアップしていますし、何より全員のやる気が部門優勝という結果に結び付いたと思っています。また、大学に援助してもらうからには、成績を出したいという思いもモチベーションにつながりました」

―どんな戦略でレースに臨んだのですか。
「"ONE LAPタイムアタック"と耐久レース"e-kidenロングディスタンス"という2つのレースポイントを総合して競うのですが、今回はタイムアタックに注力し、ギア比を変えたことが功を奏しました」

―チームの運営はどのように行っているのですか。
「マシンの設計・製作からレース当日の戦略まで、ほとんど学生だけで運営しています。普段からメンバー間のコミュニケーションがしっかり取れているので、時にはぶつかることもありますが、いい車を作りたいという共通の思いのもと、一致団結して頑張っています」

―次の目標は何ですか。
社会人チームに勝つ車を作ることです。今は技術面、資金面ともに差は大きいですが、限られた予算の中で、勝つためにはどうしたらいいか、さらに突き詰めていきたいです」

「"実用できない学問は無学に等しい"という担当の先生から聞いた言葉が印象に残っています。学んだことをいかに応用していくのか、それを考えることが楽しいですね」と藤井君。

「"実用できない学問は無学に等しい"という担当の先生から聞いた言葉が印象に残っています。学んだことをいかに応用していくのか、それを考えることが楽しいですね」と藤井君。

右後方にあるのは優勝したときに使用したシャシー(車体)。次の大会ではシャシーも自分たちで制作する予定で準備を進めています。

右後方にあるのは優勝したときに使用したシャシー(車体)。次の大会ではシャシーも自分たちで制作する予定で準備を進めています。

シャシーの上部を外したマシン。レース参加時には、他大学のメンバーと積極的に意見交換を行いました。

シャシーの上部を外したマシン。レース参加時には、他大学のメンバーと積極的に意見交換を行いました。

ドライバーは手前に足を伸ばして寝そべるように座ります。密閉されるので、夏場は、車内がサウナのような暑さに。

ドライバーは手前に足を伸ばして寝そべるように座ります。密閉されるので、夏場は、車内がサウナのような暑さに。

優勝トロフィー(左)とデザイン賞のトロフィー(右)。次は総合優勝を目指します。

優勝トロフィー(左)とデザイン賞のトロフィー(右)。次は総合優勝を目指します。

HIT-EVのメンバー。「現在、部員を大募集中です。一緒にサーキットを走り、優勝の感動を味わいましょう!5号館1階の流体実験室で待っています!」と藤井君。

HIT-EVのメンバー。「現在、部員を大募集中です。一緒にサーキットを走り、優勝の感動を味わいましょう!5号館1階の流体実験室で待っています!」と藤井君。

主体的に取り組む楽しさを味わう
「やってみたい」という想いを実現できるHITチャレンジ制度。どの団体のメンバーも、自ら考え、活動できることに大きな喜びを感じていることが、その笑顔から伺い知ることができました。3月に開催される「HITチャレンジ結果報告会」を終えると、今年度の活動は一区切りを迎えます。報告会の模様は、後日お伝えします。

学生自主企画プログラム「HITチャレンジ」制度

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