平田ゼミから2年連続の受賞! 日本インテリア学会で優秀発表賞を受賞しました

学会で優秀発表賞を受賞!
研究者が、自らの研究成果を持ち寄り、意見交換を行う場、それが学会です。研究者や大学院生が多く参加しますが、4年生までの学部生が学会に参加する場合もあり、広島工業大学の学部生も、毎年さまざまな学会で発表を行っています。
今回紹介する環境学部環境デザイン学科4年の小原太樹君は、昨年10月に石川県金沢市で行われた日本インテリア学会で自身の研究成果を発表、その内容が評価され、優秀発表賞を受賞しました。小原君に、研究内容や発表時の様子について聞きました。

※環境デザイン学科は、2016年度から「建築デザイン学科」に改編されます。

23人の学生や大学院生が発表を行った中で、表彰されたのは小原君だけでした。

23人の学生や大学院生が発表を行った中で、表彰されたのは小原君だけでした。

「ゼミの平田先生など、周囲の方々の協力があっての受賞だと思います」と感謝の言葉を語る小原君。

「ゼミの平田先生など、周囲の方々の協力があっての受賞だと思います」と感謝の言葉を語る小原君。

発表テーマ
平成26年8月豪雨による広島市土砂災害における避難環境の調査 ―避難所のパーソナルスペースにおける被災者の気持ちをいやす空間構成についての研究―

―研究テーマとそのテーマに興味を持ったきっかけを教えてください。
災害時の避難所の生活の豊かさが研究テーマです。もともと小さな生活空間に興味があり、研究成果を社会に還元したいと思っていました。そんな時に起こったのが、平成26年の広島豪雨災害。今後の災害時に活かす研究ができるのではないかと思い、調査を行いました」
―調査方法とその内容、提案したことを教えてください。
「かつて避難所に暮らしていた方や避難所を運営されていた方、行政の方に聞き取り調査を行いました。そこで、避難所ではストレスが溜まりやすく、その原因は滞在期間によって移り変わっていくことがわかりました。私は、こういった状況を踏まえ、退去された方によってできた空いたスペースに、ストレスを軽減するような食事の場、子どもの遊び場やコミュニケーションスペースなどを作ることを提案しました」
―聞き取りではどんな話が出ましたか。
「明るいと寝られないという方もいれば、電気を消すと夜中にトイレにいけないという方もいます。同じ避難所でも広いスペースと狭い部屋に避難した方ではストレスも違います。共同生活では、さまざまな問題が発生することがわかりました」
―聞き取り調査は大変でしたか。
「デリケートな問題だけに、誠意を持って対応するよう心がけました。インタビュー直前までは緊張していましたが、避難所への感謝の気持ちを語る方が多かったことが印象に残っています」

避難所施設の空間をわかりやすく説明する資料を作成。

避難所施設の空間をわかりやすく説明する資料を作成。

「発表の経験、そして表彰を受けたことは、今後の自信に繋がります」と小原君。

「発表の経験、そして表彰を受けたことは、今後の自信に繋がります」と小原君。

―学会発表ではどのようなことを意識しましたか。
「初めての発表だったので緊張しましたが、時間内にわかりやすく説明することを意識しました。東京大学の先生にも有意義な研究を進めていると評価していただき自信になりました」
―金沢では建築物の見学もされたそうですね。
「はい。市内の建築物を見学したり、岐阜県白川郷の合掌造りを見学したりしました。その土地の文化も知ることができ、他では得られない素晴らしい経験を積むことができました」

小原君は、大学院進学に向けて、論文とともに模型製作も進めていました。

小原君は、大学院進学に向けて、論文とともに模型製作も進めていました。

表彰式の様子。所属する平田ゼミからは、2年連続の受賞となります。

表彰式の様子。所属する平田ゼミからは、2年連続の受賞となります。

学会発表後に立ち寄った白川郷集落(小原君撮影)。養蚕業や地域の気候などが、建築の形態に色濃く表れている点に、当時の人の暮らしを感じ取ることができました。

学会発表後に立ち寄った白川郷集落(小原君撮影)。養蚕業や地域の気候などが、建築の形態に色濃く表れている点に、当時の人の暮らしを感じ取ることができました。

受賞を契機に未来へ飛躍
「昨年は先輩の波多野さんが同じ学会で受賞しました。先輩に続けての受賞で嬉しいです」と小原君。大学院に進学し、より具体的な研究を進めていきたいと、取材時はその準備を進めていました。小原君の今後の活躍を期待しています。受賞、おめでとうございます。

環境デザイン学科 平田ゼミ・研究室

日本インテリア学会

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