アンデルセンの販売管理システムを学ぶ「三宅の森コロキュウム」

1月20日、情報学部の学生と生命学部食品生命科学科の学生および大学院生を対象にした「三宅の森コロキュウム」が開催されました。「コロキュウム」とは、ラテン語で「会話、談話」を意味する言葉で、現在はシンポジウムやセミナーの意味で用いられています。
この日は、「ものづくりとビッグデータ」というテーマで、株式会社アンデルセンサービス執行役員 システムサポート部長の堀尾紀昭さんをお招きし、ご講演いただきました。食品メーカーで、情報システムがどのように生かされているのか、興味深いお話をお聞かせいただきました。

「将来を設計していく上で幅広い視野を持つために、異なった分野を学ぶ学生に集まってもらいました」と情報工学科の濱崎先生があいさつ。

「将来を設計していく上で幅広い視野を持つために、異なった分野を学ぶ学生に集まってもらいました」と情報工学科の濱崎先生があいさつ。

情報工学科、知的情報システム学科、食品生命科学科の3年生および大学院生が参加しました。

情報工学科、知的情報システム学科、食品生命科学科の3年生および大学院生が参加しました。

製造業とITシステムの関係というとピンとこない人も多いかもしれませんが、さまざまなシーンでシステムは活用され、欠かせない存在となっています。いい状態の商品を安全にお客さまに届けるために、そして在庫リスクを抱えることなく販売していくために、より正確な販売計画の策定が求められます。そのためには、原材料の調達から生産工程、物流、来店者数予測まで含めた、まさに「ビッグデータ」を活用する必要があります。
そこで、アンデルセンでは、ANS(アンデルセン店舗運営システム)という販売管理システムを導入しました。ANSでは、POSシステムからの情報を解析し、基本となる来店客数を把握します。そこから商品の売れ行きを予測し、パンを生産する個数を決定していきます。ポイントとなるのは、パンを焼くオーブンは有限であること。そこを意識しつつ、季節や天候も考慮して、生産数を決定していきます。このシステムは今後、クラウドへの移行が考えられているそうです。また、ANSは、総務省公表の「平成25年版情報通信白書」にも取り上げられ、現在注目を集めています。

「インフラ整備やネットワークに予算を費やすことが、結果的に人件費の削減につながり企業の利益になります」と堀尾さん。

「インフラ整備やネットワークに予算を費やすことが、結果的に人件費の削減につながり企業の利益になります」と堀尾さん。

学生の質問にも快くお答えいただきました。

学生の質問にも快くお答えいただきました。

堀尾さんからは「例えば、いいパンを一番いい状態でお客さまに届けるにはどうすればいいか、そうした考え方を基本に、エンジニアとしてビジネスとの関わり方を考えていく必要があります。企業においても、最新技術を駆使してエンジニアとして成長できる環境があるということを知ってもらえればと思います」と最後にお言葉をいただきました。

講演を聞いた学生に話を聞きました。
新藤麻厘さん(生命学部食品生命科学科・3年)
情報系のお話は難しいところもありましたが、効率よく製品を製造していくためにITシステムが上手に活用されている事例を知ることができ、とても勉強になりました。今まで知らなかった分野の話なので、食品製造業に対して新しい視点をいただいた気がします
村岡卓君(情報学部情報工学科・3年)
授業で習った話も出てきましたが、情報システムが実際に企業でどのように利用されているのか、その実態を詳しく知ることができました。堀尾さんのおっしゃられていることはさまざまな業種の企業に応用可能だと思うので、自分自身の就職活動の視野を広げてくれたと思います

「将来は、食品開発に関わる仕事に就きたいと考えています」と新藤さん(比治山女子高等学校出身)

「将来は、食品開発に関わる仕事に就きたいと考えています」と新藤さん(比治山女子高等学校出身)

「新しい業種に目を向けるきっかけになりました」と村岡君(崇徳高等学校出身)

「新しい業種に目を向けるきっかけになりました」と村岡君(崇徳高等学校出身)

これから就職活動を進めていく情報系、食品系、それぞれの学生にとって、刺激となる講演会となりました。貴重なお話をありがとうございました。

情報工学科

知的情報システム学科

食品生命科学科

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