機械システム工学科王ゼミ所属の大学院生が、学会で優秀学生賞を受賞しました!

工学部機械システム工学科王ゼミ所属の大学院生、今川真伸君(工学系研究科 博士前期課程 機械システム工学専攻・2年)が、昨年8月に徳島で開催された日本鉄鋼協会 中国四国支部講演大会において優秀学生賞を受賞しました。二相系ステンレス鋼のシグマ相検出方法をテーマに研究を行った今川君に、研究内容や学会発表について話を聞きました。

学部生時代から、およそ1年半かけてこの研究を行ってきた今川君。

学部生時代から、およそ1年半かけてこの研究を行ってきた今川君。

8号館にある実験室で、条件を変えて何度も実験を行いました。

8号館にある実験室で、条件を変えて何度も実験を行いました。

一般的なステンレス鋼よりもさびにくく、優れた強度をもった二相系ステンレス鋼。ただし、熱処理に伴い析出するシグマ相は、数パーセントでさびやすくなり強度も低下します。さらに、このシグマ相の検出には破壊試験を伴うため、大きな構造物の場合、その一部を切り出さなければならず、コストや手間がかかり不便です。そこで、破壊試験を伴わないシグマ相の検出方法についての研究を行いました。
興味を持ったきっかけは、王先生のゼミで腐食の分野の面白さを知り、現場で活きる技術を開発したいという思いがあったからです。(株)日本製鋼所の方と共同で研究を進めていったのですが、企業のニーズを直接知ることができ、新しい発見がたくさんありました」と語る今川君。実験は、条件を変え150回ほど行いました。溶液中に試験片をつける際に試験面以外に溶液が入ると反応が乱れてしまうため、正確に測定するための試験片を作るのに気を遣ったそうです。
学会発表の際は、それまでに何度か発表の経験があったため「それほど緊張はしませんでした」と今川君。「発表の経験を重ねる中で、どのように伝えたらわかりやすいか、さらにわかりやすくするためには、どんなデータが必要なのかを考えるようになりました
こうした経験は、自分自身をプレゼンテーションする必要のある就職活動にも活きてくるはずです。

「彼の素晴らしいところは積極性。学会発表を勧めた時も、すぐに賛同してくれました」と王先生。

「彼の素晴らしいところは積極性。学会発表を勧めた時も、すぐに賛同してくれました」と王先生。

「現在は、走査型プローブ顕微鏡を使ってシグマ相を実際に観察する研究を計画しています」と今川君。

「現在は、走査型プローブ顕微鏡を使ってシグマ相を実際に観察する研究を計画しています」と今川君。

学会発表後も実験を重ね、さらに精度の上がった実験結果を得ているそうです。企業のニーズに応えた研究として、より簡易な計測方法を目指して、さらに研究は続いていきます。

工学系研究科 機械システム工学専攻(博士前期課程)

機械システム工学科王ゼミ・研究室

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