
4月17日・18日、新入生を対象にオリエンテーション・ゼミナール(通称:オリゼミ)を開催しました。広工大生としての自覚を深め、先生や先輩、同級生と交流を深めるプログラムで、学科ごとに個性あふれる企画を実施しています。今回は、宮島・大聖院で法話を聴いた工学部知能機械工学科と、その他の学科のオリゼミの模様をご紹介いたします。
宮島桟橋から歩いて20分、霊峰弥山の麓に建つ大聖院。
本堂に集まって法話に耳を傾けます。大聖院は806年、弥山山上で空海が修行をして開いたと言われる真言宗のお寺です。
知能機械工学科では、宮島散策を楽しんだ後、宮島で最も古いお寺といわれる大聖院に向かい、法話を聴きました。他者に対して感謝と思いやりを持つこと、自分を甘やかさない学生生活を送ることなど、これからの4年間に向けて、大変ためになる貴重なお話をお聞かせいただきました。
命の大切さ、感謝と思いやり、魂の思い。深いお話に聞き入る新入生。
法話をしてくださった酒井太観さま。「一生懸命立ち向かっていく勇気を持ちましょう」と学生たちに語りかけます。
知能機械工学科の山内先生「知能機械工学は機械のことだけ学べばいいのではなく、人と人とのつながりが基本。オリゼミでの法話体験が、学生一人一人が個人として考えるきっかけになれば」
「今日の法話は、今すぐピンと来なくても、心のどこかにじわっと染み込んで、5年後10年後、人生のどこかで思い出してもらえたらと思います」と語る酒井太観さま。
1年生の好本史記さん「カトリックの女子校出身なので、法話の中でマザーテレサの話が出てきたのが印象に残りました。入学後は友達もできて毎日が楽しいです」
同じく1年生の橋本泰成君「法話を聴かせていただき、命の大切さを感じました。僕も楽な道ばかりでなく、たとえいばらの道でも勇気を持って歩んでいこうと思いました」
続いて、他学科のオリゼミの模様です。
環境学部環境デザイン学科
1日目の午前は、木造住宅や家具の材料のルーツを訪ねる。廿日市市吉和の山に入り、木の心を木に学び、環境保全を間伐体験に学びました。
1日目の午後には、人々に愛されて大切に維持管理されてきた木造建築群を訪ねる。竹原市の重要伝統的建築群保存地区を見学しました。
環境学部地球環境学科
地球環境学科では、初日に宮島の包ヶ浦公園で「レクリエーション」を行いました。広大な公園を歩きましたが、疲れていてもこの笑顔!
2日目は、厳島神社周辺を散策しました。
生命学部生体医工学科
生体医工学科では、初日に自己紹介カードを作成し、それを持って自己PR、お互いのことを理解し合います。
その後、バスで安芸グランドホテルに移動し、オリエンテーションで「決意のフラッグ」を作成。1枚の布に、今の気持ちや今後の思いを書き込みました。
学科ごとにさまざまな催しが行われ、1年生の交流が深まった今年のオリゼミ。情報学部情報工学科と生命学部食品生命科学科のオリゼミの模様も、後日お伝えいたします。お楽しみに!