
春、広島工業大学のキャンパスは、すがすがしい緑と美しい花々に囲まれます。そんなキャンパスを一般の方々に開放し楽しんでもらう「ふれあいフェスタ」を、毎年、大型連休の期間に開催しています。4月29日には、地域住民の方とふれあう機会をもちたいとの思いから、学生や教職員がさまざまなイベントを行い、お客さまを出迎えました。
当日は、さわやかな陽気に恵まれました。学内、6,000本のツツジが出迎えます。
茶室「雙鶴亭」前の池のスイレンも見頃を迎えました。
学内レストラン「リーフガーデン」では、和太鼓サークル「鼓遊会」の力強い演奏がイベントを盛り上げていました。
勇壮な響きに大人も子どもも釘づけ。女子部員も頑張っていました。
講義棟「三宅の森 Nexus21」前のアゼリア広場には、さまざまなブースが展開していました。子どもたちが楽しめるブースが多く集まっており、あちらこちらから歓声が聞こえていました。
工学部都市デザイン工学科プロデュースのペーパークラフトコーナー。砂防ダムをつくって「防災」について学ぶことができます。
図書館職員によるあおぞら紙芝居。たくさんの子どもたちが集まりました。
ロボット研究部による「ロボット操作体験」。ピンポン玉がうまくすくえるかな?
科学部による「レスキューロボット体験コーナー」。災害現場を想定したフィールドで救助ロボットを操作します。
お祭りといえば、風船ヨーヨー釣り! どの色にしようかな。
駄菓子屋コーナーには長蛇の列が。
職員の焼く「合格焼」はふれあいフェスタの定番です。焼印は大学の工作センターでつくられたもの。
大学近くから来られた穴見さん、東久保さん、田中さん(左から)。「キャンパスの雰囲気に感動しました。友人にも教えたいですね」
新1号館屋上は、この日だけ一般開放されます。宮島の大鳥居も見ることができる絶好のビューポイントです。
地上60メートル。広島湾が遠くまで見渡せます。
安佐南区から来られた玉置さんご一家。「今年で2回目です。ランチが美味しかったです」
図書館も親子連れでにぎわっていました。折り紙コーナー、塗り絵コーナーなどある中で、ひときわ大きな声が上がっていたのは電子黒板コーナー。自由に絵を描いたり、スタンプを押したりと、子どもたちの創造力を刺激していました。
思い思いに描いた絵はプリントアウトして持ち帰ることもできます。
大空を舞うバイオカイト。人力飛行機同好会のメンバーが、空気力学を勉強するために飛ばしています。
講義棟「三宅の森 Nexus21」1階ロビーには、生命学部の教員や学生による健康測定コーナーがあります。無料で血圧や骨密度などを計測し、自らの健康状態を知ることができます。相談窓口には長い行列ができていました。
医療機器の知識を学ぶ学生が計測をお手伝い。
広島の4大学で実施している「臨床情報医工学プログラム」で製作した「心電図・脈波計測装置」などの展示もありました。
茶室「雙鶴堂」では、茶道部の学生が点てたお茶を楽しむことができます。うららかな陽気の中で、のんびりと野点のお茶を味わいながら、盛りを迎えた藤やスイレンなどの花を愛でる。ほっと一息つくことができます。「大人から子どもまで、この機会にお茶の楽しさを知っていただけたらうれしいですね」と部長の岡本慎平君(工学部都市デザイン工学科・3年)
藤の向こうに、30年以上の歴史を誇る茶室「雙鶴堂」が見えます。
お天気にも恵まれ、ゆったりとした時間を満喫することができました。
廿日市から来られた國本さん。「結構なお点前でした。とてもきれいなキャンパスですね」
お客さまを笑顔でもてなしていた秋末唯希さん(情報学部知的情報システム学科・3年)
グリーンフィールドH.I.T.(ラグビー・サッカー場)では、「ペットボトルロケットを飛ばそう」コーナーを開催。こちらも子どもたちに大人気でした。
本物のロケットのように青空に向かって飛び出したペットボトルロケット。ビニールテープやマジックを使って思い思いにデザインできるのも楽しいところ。
兄弟で参加された北野さんご一家。「50メートル以上も飛んだよ!」
今年は、天候にも恵まれ、2,000名近くの方々に足を運んでいただきました。広島工業大学のキャンパスや学びの一部を知っていただけたのではないでしょうか。来年も、皆さんのお越しをお待ちしています!