機械システム工学科の榊原君が、日本機械学会中国四国学生会で表彰されました!

工学部機械システム工学科の榊原和寛君が、3月に行われた日本機械学会中国四国学生会 第45回学生員卒業研究発表講演会において、優秀発表賞を受賞しました。受賞した榊原君と昨年同じ賞を受賞した先輩の増野秀一君(大学院 工学系研究科 機械システム工学科システム工学専攻)、指導に当たった岡部先生にお話を聞きました。

研究タイトル
通電焼結機付きサーボプレスによるメカニカルミリング粉末の反応焼結同時成形

―受賞おめでとうございます。昨年は海外に留学されていたそうですね。
5月までアメリカのイリノイ大学に留学していました。帰国後、単位の関係で昨年度は卒業できないことがわかっていたのですが、とりあえず卒業研究に取り組み始めました。当初は学会発表を行う予定ではなかったのですが、岡部先生の勧めもあり、急きょ発表することに。事前に練習はしたのですが、初めての経験だったので当日は緊張しました
顔を真っ赤にしていて、倒れるんじゃないかと思いました」(増野君)
―受賞のときはどう思いましたか。
"まさか"と思いました(笑)発表すると決まってから再実験を行うなどギリギリの状況だったので、そもそも発表に間に合うかなと感じていました。先輩や先生のサポートがあったからこそ、ここまでたどり着けたのだと思います

榊原君「増野さんには学会発表の仕方から、機器の操作方法まで細かく教えてもらいました。増野さんがいなかったら、この研究は最後までたどり着かなかったですね」

榊原君「増野さんには学会発表の仕方から、機器の操作方法まで細かく教えてもらいました。増野さんがいなかったら、この研究は最後までたどり着かなかったですね」

「榊原君は生真面目という言葉がそのまま当てはまるタイプ。丁寧にコツコツと実験や研究を積み重ねていくのですが、迷路に迷い込むとなかなか脱出できないので、時々少しだけ軌道修正しました」(増野君)

「榊原君は生真面目という言葉がそのまま当てはまるタイプ。丁寧にコツコツと実験や研究を積み重ねていくのですが、迷路に迷い込むとなかなか脱出できないので、時々少しだけ軌道修正しました」(増野君)

―発表した研究内容について教えてください。
岡部ゼミでは新しい金属材料およびその製造法の開発を行っています。私の研究では、チタンとアルミニウムの金属粉末を用いて、メカニカルミリングおよび通電焼結という手法で金属間化合物を合成しました。その際に、サーボモータを使用し、スライドの動きや速度、加圧力などを高い精度で制御し、最適な条件を探りました。通電焼結といって電流を流すことで、短時間で強い金属間化合物ができるのも大きなメリットです
―実験は大変でしたか。
いや、楽しかったですね。自分の準備した粉末が形になっていくのも単純にうれしかったですし、実験の全容が見えてくるとどのように工夫したらいいかもわかってきます。そこに手ごたえを感じました
―今後はどうしたいと考えていますか。
金型への充填率が100%ではなかったので、最終的な製品に近づけるように、圧力保持時間などを調整し、形状精度を高めていきたいです。また、こうして結果が出たので、就職活動でも研究内容を企業にアピールしていきたいです

「企業の機材をお借りしながら、連携して研究を進めていきました。研究内容への理解が深まることで、企業のニーズも次第に理解できるようになりました」と榊原君。

「企業の機材をお借りしながら、連携して研究を進めていきました。研究内容への理解が深まることで、企業のニーズも次第に理解できるようになりました」と榊原君。

「岡部先生には、あらゆる面でサポートしていただきました。この賞は、僕だけではなく研究に携わった人すべての方々のものだと思います」(榊原君)

「岡部先生には、あらゆる面でサポートしていただきました。この賞は、僕だけではなく研究に携わった人すべての方々のものだと思います」(榊原君)

走査電子顕微鏡で成形した金属の表面を分析。正月も自主的に研究室に向かい、分析を続けた努力が実りました。

走査電子顕微鏡で成形した金属の表面を分析。正月も自主的に研究室に向かい、分析を続けた努力が実りました。

ゼミの実験設備の前で、受賞の賞状を持って。

ゼミの実験設備の前で、受賞の賞状を持って。

留学したことで、要点から話す習慣が身につきました。就職してからも、自分の考えやアイデアを相手にしっかり伝えることが大切だと思っています。根拠を持って自分の意見を伝えられる技術者になりたいです」と榊原君。留学時の英語での発表の経験も、人前で話す訓練にはなりました。将来は、グローバルに活躍できる仕事に就きたいと、現在就職活動に頑張っています。今後の活躍を期待しましょう。

榊原君はすでに希望の企業に内定したとのことです。おめでとう!

機械システム工学科

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