第1回照明学会中国支部主催ワークショップで工大生が多数発表を行いました。

5月23日、広島工業大学にて、照明学会中国支部主催の第1回電子デバイス・回路・照明・システム関連教育・研究ワークショップが開催されました。7件の口頭発表と15件のポスター発表があり、本学の学生も多数参加しました。開会にあたり、代表の工学部電子情報工学科の田中武先生は「照明学会は、大正5年に創設された歴史のある学会です。ここで、研究の意欲を高め、議論を深めていってください」と挨拶しました。

田中先生は「活発な議論をすることで、広島から地方創生の勢いを生み出し、今後はグローバルに広がっていく学会にしていきたいですね」と意欲的に話しました。

田中先生は「活発な議論をすることで、広島から地方創生の勢いを生み出し、今後はグローバルに広がっていく学会にしていきたいですね」と意欲的に話しました。

基調講演では、高地正夫さまにご講演いただきました。

基調講演では、高地正夫さまにご講演いただきました。

まず、基調講演として、「まぶしさの定量化&低減化実施」というテーマで、高地正夫さまにご講演いただきました。(高地正夫(有限会社ハイランド 代表) ご専門は液晶、バックライト、照明環境の輝度分布、色分布計測装置の開発 感覚領域の定量化アルゴリズム開発 (液晶パネル輝度ムラ定量化、ヒンジトルクのトルクムラの定量化等))


続いて、学生による一般講演が行われました。本学の学生の発表内容をご紹介します。

  • 瀬来健人君(工学部電気システム工学科・4年)
    テーマ「GPGPUを用いたVLSI最適配置アルゴリズムの高速化
    コンピュータの集積回路が高性能化する中で、演算処理を行う回路の配置を、平面的な配置から立方体状にして、高速化を図るための手法を解説しました。
  • 川西達也君(工学部電気システム工学科・4年)
    テーマ「振動発電に関する基礎研究
    コイルと磁石を使って発電する「電磁誘導式」と、圧電スピーカーを改良して作った「圧電素子式」の発電機の違いを比較しました。
  • 藤本昌平君(大学院 工学系研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程2年)
    テーマ「梯子状と格子状に結合した発振器の系に見られる波動現象の瞬時電力を用いた解析手法の開発
    月の自転や公転、蛍の群れの同時発光など自然界の不思議な波動と同じ現象を、梯子状と格子状の2つの発振器を使って測定しました。
  • 和田康太郎君(工学部電子情報工学科・4年)
    テーマ「エネルギーハーベストのための低消費電力フラッシュ型AD変換器
    センサーネットワークなど無線を通じてデータを送る際に、電源確保が難しい場合があります。そこで、光や熱などの自然エネルギーによる低い電力でも使えるアナログ・デジタル変換器を提案しました。
瀬来君は、集積回路の処理能力を上げるために回路内部の配置に注目。ルービックキューブのような立方体の配置図を用いて、解説しました。

瀬来君は、集積回路の処理能力を上げるために回路内部の配置に注目。ルービックキューブのような立方体の配置図を用いて、解説しました。

自作した実験用の機械を見せながら解説する川西君。

自作した実験用の機械を見せながら解説する川西君。

藤本君は測定した波形を示しながら、解説を行いました。

藤本君は測定した波形を示しながら、解説を行いました。

フラッシュ型AD変換器の回路図を示して説明する和田君。

フラッシュ型AD変換器の回路図を示して説明する和田君。

  • 村山真実子さん(大学院 工学系研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程1年)
    テーマ「状態保全を適用した需要設備の新しい保全手法の提案
    ビルや工場の電気の需要設備は、発電設備と比べてメンテナンスの基準が明確でないことに注目した村山さん。経済産業省のデータを基に分析し、特定の検査項目を組み合わせて、10年から15年ごとのメンテナンスが適正だと報告しました。
  • 高野涼平君(工学部電子情報工学科・3年)
    テーマ「9個のvan der Pol発振器を環状にインダクタで結合した系にみられる波動現象
    ファンデルポール発振器という回路を用い、自然界に起こる波動現象を研究した高野君。最初の発振器で起こった波は、隣の発振器では逆の波となりそこに一定のリズムを発見したことを報告しました。
会場からの質問に対して答える村山さん。「学部4年生の時に学会発表を経験していたので、特別な緊張はしませんでした」

会場からの質問に対して答える村山さん。「学部4年生の時に学会発表を経験していたので、特別な緊張はしませんでした」

「需要設備が損なわれると工場が止まるので、製品の供給がストップするなど、その影響は計り知れません。それを防ぐためにも、理想的なメンテナンスを見つけ出す必要があります」と村山さん。

「需要設備が損なわれると工場が止まるので、製品の供給がストップするなど、その影響は計り知れません。それを防ぐためにも、理想的なメンテナンスを見つけ出す必要があります」と村山さん。

回路の説明をする高野君。発振器の数を99個に増やした実験も行いました。

回路の説明をする高野君。発振器の数を99個に増やした実験も行いました。

「研究では、次に何が起こるのかという予測する力が身についたと思います。こうした経験を活かし、将来は企業の研究職に就きたいと考えています」と高野君。

「研究では、次に何が起こるのかという予測する力が身についたと思います。こうした経験を活かし、将来は企業の研究職に就きたいと考えています」と高野君。

午後からはポスターセッションが行われ、15件の研究が掲示されました。それぞれのポスターの前では、活発な意見交換がなされていました。

ポスターセッションの会場。多くの研究者や学生でにぎわっていました。

ポスターセッションの会場。多くの研究者や学生でにぎわっていました。

ポスターの前で活発な意見交換がなされ、それぞれの研究発表者の思いが熱く伝えられていました。

ポスターの前で活発な意見交換がなされ、それぞれの研究発表者の思いが熱く伝えられていました。

「水飲み鳥を用いた環境発電」をテーマにした三好悠也君(工学部電気システム工学科・4年)。「水飲み鳥の振り子運動をで振り子運動から電気を発生させました。後輩のためにも、しっかり研究していいものを残していきたいですね」

「水飲み鳥を用いた環境発電」をテーマにした三好悠也君(工学部電気システム工学科・4年)。「水飲み鳥の振り子運動をで振り子運動から電気を発生させました。後輩のためにも、しっかり研究していいものを残していきたいですね」

「LED・蛍光灯とのグレアの測定」をテーマにした水胤友宏君(工学部電子情報工学科・4年)。「蛍光灯とLEDの灯りを不快に感じるかどうかを測定しました。今後、光源の角度など条件を変えて実験を行いたいです」

「LED・蛍光灯とのグレアの測定」をテーマにした水胤友宏君(工学部電子情報工学科・4年)。「蛍光灯とLEDの灯りを不快に感じるかどうかを測定しました。今後、光源の角度など条件を変えて実験を行いたいです」

参加者それぞれが、発表を機に新たな課題を見つけ、今後の研究への意欲を燃やしていました。

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