生命学部生体医工学科で県立広島病院の臨床工学技士長・浜岡一幸先生による特別講義が行われました。

5月28日、臨床工学技士を育成する生命学部生体医工学科にて、1年次キャリアデザインの授業として、県立広島病院の臨床工学技士長・浜岡一幸先生を講師にお迎えし、特別講義を行いました。

医療の現場で臨床工学技士がどのように働いているのか、その活躍の様子をはじめ、求められる能力、働くことの意義など、幅広くご教授いただきました。

医療の現場で臨床工学技士がどのように働いているのか、その活躍の様子をはじめ、求められる能力、働くことの意義など、幅広くご教授いただきました。

専門的な勉強を始めたばかりの1年生。医療に貢献することの喜びや誇り、人の命を守ることの責任など、さまざまなことを感じ、学ぶことができました。

専門的な勉強を始めたばかりの1年生。医療に貢献することの喜びや誇り、人の命を守ることの責任など、さまざまなことを感じ、学ぶことができました。

さまざまな高度医療機器が使用されている現代医療。それらの操作・保守点検を担う臨床工学技士の重要性はますます高まっており、県立広島病院でも平成22年に「臨床工学部臨床工学科」が設置されました。その主な業務内容を、写真を見ながら分かりやすく教えていただきました。

臨床工学科は透析室部門、心カテ室部門、手術室部門、中央管理部門の4部門から成り、16名の常勤スタッフ(非常勤1名)が活躍されています。

臨床工学科は透析室部門、心カテ室部門、手術室部門、中央管理部門の4部門から成り、16名の常勤スタッフ(非常勤1名)が活躍されています。

「医療は進化しています。それに伴って、臨床工学技士の仕事も進化しています」と浜岡先生。

「医療は進化しています。それに伴って、臨床工学技士の仕事も進化しています」と浜岡先生。

臨床工学技士の活躍で命を救えた事例もご紹介いただきました。拡張型心筋症が悪化し、心臓移植することになった患者さんをヘリ移送した事例では、同乗できる医療スタッフの人数が限られる中、生命維持管理装置のトラブルを想定し臨床工学技士が必要とされたそうです。医療現場における工学の知識・技術の重要性がよく分かります。

思い込みや勘違いによる事故の怖さを、実例とともに教えていただきました。コミュニケーションの大切さ、安全の重要性がひしひしと伝わってきます。

思い込みや勘違いによる事故の怖さを、実例とともに教えていただきました。コミュニケーションの大切さ、安全の重要性がひしひしと伝わってきます。

「社会では粘り強さが求められます。折れない心を育てることを意識してほしい。そのためにも、志を大切にしてください」と浜岡先生。

「社会では粘り強さが求められます。折れない心を育てることを意識してほしい。そのためにも、志を大切にしてください」と浜岡先生。

後半では、安全管理の大切さ、社会で求められる能力にまで話が及びました。「主体性、コミュニケーション力、粘り強さの3つが特に大切です」と浜岡先生。目標達成意欲、自己尊重、臨床工学への専心、成長志向、省察と感謝をポイントに挙げ、折れない心の育て方をアドバイスしていただきました。

講義を受けた1年生に感想を聞きました。
人工心肺装置など手術室部門の業務に携わってみたいと思いました。同時に、患者さんのために医療機器を点検する中央管理部門の業務も大切だと思いました。仕事の内容を知ることができたことで、今まで以上にやる気が出てきました」(桐田良花さん)
現場で働いている人の話を聞くことができ、とてもいい経験になったと感じています。思い込みの怖さの話が印象的で、周りの意見を聞くだけでなく、自分の意見もしっかり言えることが大切なのだと思いました。コミュニケーション能力の必要性がよく分かりました」(引頭裕太郎君)

「高気圧酸素療法の火気による爆発事故の話が印象に残りました。安全管理の大切さがよく分かりました」と桐田さん

「高気圧酸素療法の火気による爆発事故の話が印象に残りました。安全管理の大切さがよく分かりました」と桐田さん

「現場の話を聞くのは初めて。臨床工学技士の仕事がよく分かり、とてもためになりました」と引頭君。

「現場の話を聞くのは初めて。臨床工学技士の仕事がよく分かり、とてもためになりました」と引頭君。

生体医工学科では、4年次に医療機関で臨床実習を行います。県立広島病院での実習が決まっている4年生も、講義を聴講しました。
専門知識を勉強するにしたがって臨床工学技士が患者さんと密接に関わることが分かり、命を守る責任感を持たなくてはならないという意識が強くなりました。実習では、先輩方の仕事をしっかり見て、将来のイメージを膨らませていきたいと思います」(坂本優美さん)
"働くには志が大切"という浜岡先生の言葉に強く共感しました。浜岡先生のように志を持った方々が働いていらっしゃる病院に実習に行けることをとても嬉しく思います。折れない心をしっかり持って頑張ります」(國見啓太君)

最後に、浜岡先生から学生にメッセージをいただきました。
4年生が実習で経験する総合的なチーム医療は、誰もが経験できることではない大きなチャンスです。それを楽しんで活かせるような強い心、折れない心を持ってほしいと思います。学生生活の中で、ぜひ粘り強さを身につけてください

6月下旬から県立広島病院で実習を行う坂本さんと國見君。

6月下旬から県立広島病院で実習を行う坂本さんと國見君。

「これからの医療に、若い人たちの知識・技術がますます必要になってくることは間違いありません」と浜岡先生。

「これからの医療に、若い人たちの知識・技術がますます必要になってくることは間違いありません」と浜岡先生。

将来のキャリアをイメージし、身につけるべき能力を意識できたことで、学びに対する意欲が向上する機会となりました。浜岡先生、ありがとうございました。

生体医工学科

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