今年度最初の「工大献血」が行われました。

輸血用の血液は現代の技術を用いても長期保存ができず、人工的に製造することもできません。しかし、ケガや病気などで輸血を必要とする患者さんのため、まとまった量の血液は常に必要です。特に夏は、休暇や体調不良などで献血する人が減るため、血液が不足しがちです。
夏を目前にした6月2日、広島工業大学五日市キャンパスで今年度最初の「工大献血」が行われ、多くの学生が献血に協力しました。「工大献血」は、広島工業大学学生自治会献血会のメンバーが中心となって毎年6月、10月、1月の年3回行われています。この献血活動は2005年に厚生労働大臣表彰を受け、財団法人学生サポートセンター主催の2010(平成22)年度「学生ボランティア団体助成」事業にも採択されています。

Nexus21 4階横に2台の献血バスがやってきました。

Nexus21 4階横に2台の献血バスがやってきました。

献血推進キャラクター「けんけつちゃん」も応援にかけつけました!

献血推進キャラクター「けんけつちゃん」も応援にかけつけました!

献血会のメンバーが学生に協力を呼びかけます。

献血会のメンバーが学生に協力を呼びかけます。

まずは、問診票に健康状態などを記入します。

まずは、問診票に健康状態などを記入します。

体調をチェックして血圧を測定します。

体調をチェックして血圧を測定します。

採血して血液型を調べ、血液の比重(濃さ)を血色素量で測ります。

採血して血液型を調べ、血液の比重(濃さ)を血色素量で測ります。

工大献血では400ml全血献血を実施しています。200ml献血よりも血色素量(ヘモグロビン濃度)の基準が厳しく、男性で13.0g/dL以上、女性でも12.5g/dL以上なくては献血できません。血液の濃さがこの基準以上であれば、他の人に分けてあげられる余裕があるということ。献血できることは、自分自身の健康の証ともいえるでしょう。

空腹状態での献血を避けるため、栄養補助食品が配られます。

空腹状態での献血を避けるため、栄養補助食品が配られます。

検査をクリアしたら、いよいよ献血バスに乗り込みます。

検査をクリアしたら、いよいよ献血バスに乗り込みます。

思ったより痛くない...でもドキドキです。

思ったより痛くない...でもドキドキです。

献血したあとは念のためすぐに動き回らず、しばらく休養します。

献血したあとは念のためすぐに動き回らず、しばらく休養します。

初めての献血だという佐藤哉尋君(環境学部環境デザイン学科・1年)は、「たまたま2、3日前に、輸血が必要な子どもが出てくるドラマを見て『献血って大切なんだな』と思っていたところ、ちょうど大学で献血を実施していたので参加してみました」とさわやかな笑顔で答えてくれました。杉森彩花さん(工学部知能機械工学科・1年)は、「友だちと一緒に参加しました。弟が子どもの頃、輸血をしてもらったことがあるので、献血の大切さはよくわかります。誰かの役に立てばいいなと思います

佐藤哉尋君「全然怖くなくて思っていたより楽にできました。誰かの役に立つと思うとうれしいので、これからも続けたいです」

佐藤哉尋君「全然怖くなくて思っていたより楽にできました。誰かの役に立つと思うとうれしいので、これからも続けたいです」

今から献血するという杉森彩花さん「今日は数値がギリギリOKでした。今回の献血をきっかけに、これからも続けていきたいと思います」

今から献血するという杉森彩花さん「今日は数値がギリギリOKでした。今回の献血をきっかけに、これからも続けていきたいと思います」

女性の場合、正常な血液比重の値は11.0g/dL以上。しかし献血するには12.5g/dL以上なければなりません。実は男性と比べると、女性は献血の基準が厳しくハードルが高いそうです。でも、血液の比重は毎日変わるので、今回献血できる基準に満たなかった人も睡眠不足を避け、食事のバランスに気をつければチャンスがあるそうです。

献血会会長の藤原勇輝君(生命学部生体医工学科・3年)に話を聞いてみました。
広島県は血液が不足しがちで、他県から取り寄せることもあるという現状です。工大献血を実施する際はチラシや立て看板で協力を呼びかけたり、ゼミやサークルにお知らせの手紙を出したりしています。毎回多くの学生が協力してくれます

元気なけんけつちゃんは女子学生から大人気。「よろしくっち!」

元気なけんけつちゃんは女子学生から大人気。「よろしくっち!」

高校生の時から、年に2回は献血していたという藤原勇輝君。工大献血ももちろん毎回自ら協力しています。

高校生の時から、年に2回は献血していたという藤原勇輝君。工大献血ももちろん毎回自ら協力しています。

定期的に実施しているためでしょうか、友だち同士で立ち寄ったり、通りがかりで足を止めて協力したりする学生も多く、広工大生の献血への意識の高さが感じられました。多くの若者が集うキャンパスならではの「工大献血」。輸血が必要な人のもとに、その勇気が今日も届いていることでしょう。

献血会

学生自治会執行部

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