
6月12日、2015年度「チャレンジアップセミナー(業界研究会)・交流会」を、デネブホールおよびリーフガーデンにて開催しました。これは、広島工業大学建築系学科の同窓会「五三会(いつみかい)」と、その学生部会である「匠会(たくみかい)」が主催する催しで、毎年、さまざまな分野で活躍されている先輩を大学にお招きし、仕事のことや業界の現状、就職活動などについて、本音でお話しいただく学生にとって非常に有意義なプログラムです。今年から、就職活動を控えた3年生はもちろん、早い段階から就職を意識するために1・2年生も参加、300名以上の学生が先輩のお話に耳を傾けました。
デネブホールには、多数の学生が集まりました。
司会は匠会所属の松田真奈さん。(環境学部環境デザイン学科・4年)
環境デザイン学科の杉田先生があいさつ。「10000人以上の先輩が所属する五三会が、あなたたち学生を支援してくれます。この機会を活かして将来の夢をつかんでください」
五三会会長の馬場富次郎様より開会のあいさつをいただきました。
まず、前半のチャレンジアップセミナーでは、4人の先輩にご講演いただきました。
住宅メーカーの業務内容、家づくりの流れ、積水ハウスの特徴などをお話しされた福垣内様。設計を担当された素敵な家を多数ご紹介されました。
田島様が携わっているスペースデザインの仕事内容や、女性が活躍できる場が増えていることについてお話しいただきました。
マンション管理業やビル管理業について説明される佐藤様。必要とする資格や仕事のやりがいについてお話しいただきました。
青木様には、行政の立場から、建築との関わり方、民間との違い、公務員を目指した理由、仕事のやりがいなどを詳しく説明されました。
講演後、学生の質問に答えていただく質疑応答の時間が設けられました。仕事内容について、就職活動について、多様な質問に丁寧にお答えいただきました。
「女性が仕事を進めていくうえで、不満な点や満足できる点はありますか」「業界ではどんなスキルが求められていますか」さまざまな質問に、気さくにお答えいただきました。
これから業種を決定する学生も多く、さまざまな業界で活躍する先輩のお話は、進路を比較する上でもとても参考になります。
続いて、場所を学内レストラン「リーフガーデン」に移し、交流会が開かれました。質疑応答の時間では聞くことができなかった日々の生活の話や大学時代の話などに対して、食事をはさんで気さくにお答えいただきました。
食事を取りながらの話で互いの距離が縮まり、さらに踏み込んだ話を聞くことができました。
「私も先輩のようになりたい」社会で活躍するOB・OGを憧れのまなざしで見つめます。
質問を考えることで、自然とコミュニケーション能力も磨かれていきます。
竹野遥香さん(環境学部環境デザイン学科・3年)「さまざまな業種について知ることができ、とても勉強になりました。ネットや本では知ることができない、生の声を聞くことができてよかったです」(山口県立岩国高校出身)
増山夏未さん(環境学部環境デザイン学科・3年)「田島さんに、女性としての働き方についてお話を聞くことができました。進路について考えていた時期に、ちょうどこうした催しがあったのでとても参考になりました」(広島県立広島井口高等学校出身)
講師を務められた佐藤様「就職活動そのものが自分自身を成長させるよい機会だと思います。できれば楽しみながら就活に取り組んでほしいですね。頑張ってください」
匠会として五三会の先輩方とともにセミナーの運営を担当した川路浩太郎君(長崎県立諫早高等学校出身)と松田真奈さん(愛媛県立南宇和高等学校出身)。「これを機会に、1・2年生にも就職について考えてもらいたいですね」(川路)「講師の方々とたくさんお話をしたのですが、皆さん魅力的な方ばかりでした」(松田)
全員で記念撮影。
学生は、先輩のお話を聞き質問をする中で、漠然としていた「就職活動」や「社会人」へのイメージが形を伴ってきたのではないでしょうか。学生にさまざまな情報と活力を与えていただいたOB・OGの皆さま、本当にありがとうございました。
※環境デザイン学科は、2016年度より「建築デザイン学科」と改編されます。