もしものときの備えとして 体育会本部が救急法講習会を開催しました。

いよいよ夏本番。海に、山に、スポーツに、アウトドアを楽しむ機会が増えてきます。それと同時に、不慮の事故や病気に遭遇する可能性も高まります。特に、体育会系のクラブは、炎天下で激しい運動を行う場合もあり、そうした危険と隣合わせといえます。そこで、体育会本部では、こうした事故に直面した際に正しい行動がとれるように、毎年各クラブの代表者を集めて、救急法講習会を開催しています。
今年も、日本赤十字社の方を講師にお招きし、心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使用方法について教えていただきました。

日本赤十字社の金子先生。緊急時の対応について、わかりやすく教えていただきました。

日本赤十字社の金子先生。緊急時の対応について、わかりやすく教えていただきました。

心肺蘇生法について指導する日本赤十字社の池田先生。

心肺蘇生法について指導する日本赤十字社の池田先生。

応急処置の基本としてRICE処置という言葉があります。Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字で緊急時の対処法の原則です。金子先生からこれらの言葉を紹介していただき、人形を使って実演解説が行われました。

心肺蘇生法の手順
1.二次災害を防ぐため周囲の安全を確認します。
2.傷病者を観察し、意識の有無を確認します。
3.協力者を呼び、119番通報とAEDの手配を依頼します。
4.呼吸があるかを確認します。
5.手のひらの付け根を使って、1分間に100回以上のペースで胸骨圧迫を行います。
6.あごを上げ、気道を確保します。
7.人工呼吸を行います。
8.胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返します。

つづいて、グループに分かれて心肺蘇生法の練習を行いました。

初めて行う胸骨圧迫。連続してリズムよく行うことがポイントです。

初めて行う胸骨圧迫。連続してリズムよく行うことがポイントです。

人工呼吸は傷病者の口を完全におおい空気がもれないようにします。

人工呼吸は傷病者の口を完全におおい空気がもれないようにします。

人工呼吸を2回行ったら、再び胸骨圧迫を行います。

人工呼吸を2回行ったら、再び胸骨圧迫を行います。

「練習のときにしっかりやっておけば、もしものときでも迅速に行動できます」金子先生からアドバイス。

「練習のときにしっかりやっておけば、もしものときでも迅速に行動できます」金子先生からアドバイス。

心肺蘇生法の練習を行った後は、AEDの使用方法を教えていただきました。広島工業大学のキャンパス内にもAEDは各所に設置されていますが、実際に触ったことのある学生はほとんどいませんでした。そこで、本物とほぼ同じ練習用のAEDを使って、心肺蘇生を行っているときにAEDが届いたという設定で使用法を確認しました。

AEDからの音声指示に従ってパッドを装着し、コネクタを本体に接続します。

AEDからの音声指示に従ってパッドを装着し、コネクタを本体に接続します。

心電図を解析しショックを実行するときは、傷病者から離れる必要があります。

心電図を解析しショックを実行するときは、傷病者から離れる必要があります。

講習に参加した学生に話を聞きました。

河野衿香さん(環境学部地球環境学科・2年)「わかりやすく教えていただきました。以前、急病人が出た現場を目撃したことがあったので、今後そのような場面に出会ったら今日の経験を活かして助けてあげたいです

野田大地君(環境学部環境デザイン学科・2年)「AEDの使い方を知らなかったので勉強になりました。まずは落ち着くことが大切ですね

植田雄斗君(情報学部知的情報システム学科・1年)「硬式テニス部に所属しています。夏は熱中症の危険もあるので、今日の経験を活かしたいです

講習には教職員も参加しました。

講習には教職員も参加しました。

講習に参加した永尾友梨奈さん(左・環境学部地球環境学科・1年)、河野さん(中)、高山紗耶香さん(右・工学部機械システム工学科・2年)

講習に参加した永尾友梨奈さん(左・環境学部地球環境学科・1年)、河野さん(中)、高山紗耶香さん(右・工学部機械システム工学科・2年)

左から、植田君、植之原達也君(工学部機械システム工学科・1年)、野田君。植田君と植之原君は硬式テニス部所属、高山君はボクシング部所属。

左から、植田君、植之原達也君(工学部機械システム工学科・1年)、野田君。植田君と植之原君は硬式テニス部所属、野田君はボクシング部所属。

体育会本部の松下凌君(情報学部知的情報システム学科・2年)。「スポーツ中に重大な事故が起きたときの対処法を知っておくことは重要です。知識を身に付けたメンバーが、クラブに帰って部員に広めてほしいですね」

体育会本部の松下凌君(情報学部知的情報システム学科・2年)。「スポーツ中に重大な事故が起きたときの対処法を知っておくことは重要です。知識を身に付けたメンバーが、クラブに帰って部員に広めてほしいですね」

何事も「体験する」ことはとても大切です。万が一のときは、この日体験したことを思い出して、適切な対応が取れるようにしましょう。

体育会本部

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