
広島工業大学JCDセンター(女子学生キャリアデザインセンター)では、就職活動を控えた学部3年生・大学院1年生を対象とした「キャリアアシストプログラム」を実施しています。このプログラムの一環として、6月23日、「スーツの着こなし講座」を開催しました。夏休みに行われるインターンシップを前に、リクルートスーツの購入を検討する学生が多い中、自分に合ったスーツの選び方や着こなし方についての知識を深めることを目的として、25名の女子学生が参加しました。
これから就職活動を迎える3年生が、多数集まりました。
「面接は最初の3分間が重要です。第一印象をアップするための着こなしを学んでください」とJCDセンター長の角川先生。
講師として洋服の青山五日市店店長の松島秀明さんをお招きし、浜田店店長の柚山さん、廿日市地御前店スタッフの金本さんにはアドバイザーとしてご参加いただきました。
左から松島さん、柚山さん、金本さん。参加学生もスーツ着用です。
まずは、松島さんご自身の就職活動を振り返ることからスタート。「お客さまに喜んでもらえる仕事がしたいと考え、洋服の青山へ入社しました。夢を持って就職活動を続ければ、納得のいく結果になります」
身だしなみには、清潔感があること、調和がとれていること、機能的であることの3つの原則があり、「おしゃれ」とは異なります。おしゃれを重視した着こなしでは、印象が外見のみに偏りやすいため、調和を意識した服装で身だしなみを整えることが大切です。スーツの着こなしには、肩幅、着丈、袖丈、ウエスト、裾丈など、チェックすべきポイントがたくさんあります。例えば、スーツのポケットはシルエットが崩れるため、物を入れない方が良いこと、ジャケットのボタンはすべて留めること、袖丈は手を真下に下げた時に親指の付け根と手首の間になるようにすることなど、今まで知らなかった正しいスーツの着こなし方・選び方を学ぶことができました。
また、スーツやブラウスをきれいに着続けるためのメンテナンス方法についても教えていただきました。「バスルームにつるして蒸気を当てるとしわが取れます」と松島さん。シミがついたときは叩いて落とす、ブラウスの襟はファンデーションが付きやすいので要注意といった、普段意識していないポイントについてもアドバイスをいただきました。
実際のスーツを見本に、袖の長さや襟の形を確認しながら講座が進みます。「迷ったら販売員の方に相談してみてください」
就職活動中は長時間歩くので、靴にも気を配る必要があります。購入する前に、必ず試着し、歩きやすさを確かめましょう。
時計やカバンなど、服装以外のポイントもチェック。カバンは床に置くことが多いので、自立型を選びましょう。
「ストッキングの色はどのように選んだらいいですか」「靴選びのポイントはありますか」「マフラーや手袋を外すタイミングはいつですか」など質疑応答の時間ではさまざまな質問が飛び交います。
講座終了後も、一人ひとりの質問に丁寧にお答えいただきました。
「スーツの着こなしによって印象が左右されます。ポイントを押さえれば、誰でも美しく着こなすことができるので、正しい知識を身に付け、自信を持って就職活動に挑んでください」と松島さん。
参加した学生に感想を聞きました。
「JCDセンターで開講しているマナー講座にも参加して、社会人として必要な知識を身に付けたいです」と橋本さん。
左から岡本さん、松本さん、山城さん。
「広島工業大学は、就職サポートが充実しているので心強いです」(山城さん)
洋服の青山の松島さん、柚山さん、金本さん、ありがとうございました。
JCDセンターでは、他にもマナー講座やメイク講座の開催を予定しています。女子学生が自信を持って就職活動に臨めるよう、これからもサポートを続けていきます。